連載
» 2016年07月28日 07時28分 UPDATE

ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術:リーダーこそ「小説」を読もう!! (1/2)

経営者やリーダーの職についている人は読書をする機会も多いだろうが、先日『アクションリーディング』を上梓した赤羽雄二さんは、リーダーこそ「小説を読んだほうがよい」と提案する。また、コミュニケーションに関する本についても勧めている。その理由はどこにあるのだろうか?

[赤羽雄二,ITmedia]

 この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。


ビジネス書の著者たちによる連載コーナー「ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術」バックナンバーへ。


『アクション リーディング 1日30分でも自分を変える“行動読書”』

 経営者やリーダーの中には、本を読む人も多いでしょう。私が、経営者やリーダーに勧めるのは、小説やコミュニケーションの本なのです。

 小説が大切な理由は、それが恋愛小説であれ、歴史小説であれ、SF小説であれ、自分とは違う人の人生や考え方を知ることで経験が豊かになり、人としての成長を加速してくれるからです。「心のひだ」を増やしてくれます。

 「心のひだが多い人」とは、ふところの深い、器が大きい、人の気持ちが分かる、人間力のある人で、仕事をしていく上で、また、リーダーシップを高める上でも欠かせないと考えています。

 ここで、リーダーシップというのは、必ずしも会社で昇進するということだけではありません。地域のコミュニティや趣味の仲間とのちょっとしたプロジェクト、誰かと一緒に何かの行動をするときでも、リーダーシップがある人がいれば、スムーズに進みますし、成果も出るので楽しくなります。

 私のこれまでのすべての読書は、多分この「心のひだを増やす」というキーワードを中心に続けてきたと言っても過言ではありません。

 なぜ、人の気持ちが分かる人が、リーダーに適しているのか。

 他人の気持ち、痛みがわかる人は、一方的に決めつけず、現場や相手の状況をまずよく理解しようとします。そうすると、なぜできないのか、どこがまずいのか、解決の糸口はどこにあるのかがすぐに見えてきます。部下や当事者も、理解してもらっていることが分かるので、怖がらずに率直な話をしてくれます。

 「心のひだ」が十分であれば微妙なニュアンスも一度聞けば理解でき、容易に想像もできます。ということで、仕事もプライベートも、余計なストレスなく、ありのままの姿を把握しそれに基づいて、ベストなやり方で進めていくことができるのです。

 ただ、残念ながら、そういう人はどちらかというと少数です。多くの方は、自分の痛みはよく分かっても、人の痛みまでなかなか思いをはせないのではないでしょうか。分からなくはないとしても、余裕がなく、つい無視してしまいがちです。若い頃は、それでも少しは感じていたものの、社会に出て年数がたつにつれ、面の皮が厚くなるというか、感じなくなっていきます(感じなくしていっているともいえます)。

 皆さんの周りにいないでしょうか。「結果」は何とか出しているけれど、社内の評判はイマイチで、あまり尊敬されていない、という人は。

       1|2 次のページへ

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

「ITmedia エグゼクティブ」新規入会キャンペーン実施中!!  旅行券(5万円)をプレゼント!

「ITmedia エグゼクティブ」は上場企業および上場相当企業の課長職以上の方が約5500人参加している無料の会員制サービスです。
 会員の皆さまにご参加いただけるセミナーや勉強会などを通じた会員間の交流から「企業のあるべき姿」「企業の変革をつかさどるリーダーとしての役割」などを多角的に探っていきます。
 新規でご入会いただいた方の中から抽選でお1人さまに、JTB旅行券(5万円)をプレゼントします。初秋の旅で、日頃の疲れをいやしていただければと選びました。どうぞご応募ください。

ピックアップコンテンツ

- PR -
世界基準と日本品質を極める Clients First with Innovation & Japan Quality

アドバイザリーボード

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆