マツダ、VMwareで全社のサーバ台数を40%削減へ消費電力量は4分の3に

マツダは、ヴイエムウェアの仮想化技術を用いて全社規模のサーバ統合を進めている。2010年までにサーバの台数を40%削減する見通しだ。

» 2008年12月05日 10時46分 公開
[ITmedia]

 マツダは、ヴイエムウェアの仮想化技術とNEC製品を用いてサーバを仮想環境に統合し、2010年までに社内全体のサーバ台数を40%削減する計画を進めている。NECとヴイエムウェアが12月4日に発表した。

 マツダは既存の物理サーバの保守期限切れに伴い、サーバの更新を検討していた。環境関連の中期計画「マツダグリーンプラン2010」で掲げている二酸化炭素の排出量の削減を目指し、サーバを仮想的に統合することで省電力化を進めることに決定した。

 ヴイエムウェアの仮想化製品「VMware Infrastructure 3」を使いサーバを仮想化することで、物理サーバを稼働させた場合に比べ、電力を約25%削減できるという。サーバの更新に伴うハードウェアやソフトウェア、人件費といったコストの削減や、更新作業の短期化も目指す。

 サーバの仮想化に伴い、NECのサーバ「Express5800/120RJ-II」とSAN対応のストレージ「iStorage D8」を新たに導入した。物理サーバから仮想サーバに移行する技術支援や保守は、NECが担当する。「システム構築のコストやサーバの台数は非公開」(NEC広報)としている。

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