今はありとあらゆるものが、かなりのスピードで変化している時代である。そのため、部下からのホウレンソウを待っていた結果、機を逸し、大きなビジネスチャンスを失ってしまうというケースも珍しくない。部下からのホウレンソウを待っていても、自分自身がやきもきし、イライラすることになる。
以前もお話したことがあるが、ここで私が改めて提案したいのが、「上司自らがホウレンソウを実践する」ことである。上司自らホウレンソウを行うことで、部下の手本となるのである。上司が行うことで、部下もそれを真似るようになる。「便り」を出す上司が「頼り」になり、部下がホウレンソウをしてくれるようになるのである。
ホウレンソウの実践に役立つツールとして、以前も紹介した「4つの質問」を改めて紹介したい。
以上4つの質問について各自が毎週末に記入し、チーム内で共有し合うのである。最初のうちは、上司が率先して記入し、メンバーにメールなどで送る。その上で、メンバーにも同じことを実践してほしいと伝える。上司が先に書いて示してくれることで、部下はどのように書いたらいいのかがわかり、書きやすくなる。
これを毎週繰り返すことで、チーム内のホウレンソウが活発になり、情報共有が格段に進むはずである。なお、この4つの質問についてもっと詳しく知りたい方は、手前味噌ではあるが、拙著『強いチームの報・連・相』(中経出版)をご覧いただければと思う。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上
早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授