連載
» 2012年01月12日 08時00分 公開

1万人の諸先輩が語る30代の後悔――一生懸命だけではうまくいかない時代、どう生きればいいのかビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(2/3 ページ)

[大塚 寿,ITmedia]

「自分のテーマが見つからなかった」――見つけるのではなく「作り出す」

 孔子の「三〇にして立つ」という言葉を意識して、何とか30代で何者かにはなりたいと思いながら、結局どういう分野に立てばいいのかさえ分からず、30代を終えてしまった人が実に多いのです。

 坂本龍馬の言葉に「世に生を得るは事を成すにあり」というのがありますが、自分が何のために生まれてきたのか、自分の手でいったい何ができるのか、その答えを30代で見つけたい人は多いと思います。

 30代が育成期だというのは、自分のどんな強みをどんな領域で育てていくか、どんな領域を自分の力を発揮する場所として選択するかであり、それを「自分のテーマ」として、納得のいく成果を収めることが、その後の40代の収穫を決めてしまうからです。

 しかし、ではなぜ多くの先輩たちが30代で自分のテーマを見つけられなかったのでしょうか。

 それは、「自分の中」にテーマを「見つけよう」としたからです。「見つける」という言葉に踊らされた諸先輩も多いはずです。

 なんとかテーマを見つけようとして、もがき、七転八倒しながらも結局「テーマがまだない」という結果に終わってしまうのは、見つけるというより、「作り出す」「高める」という行為が必要だからです。答えは「自分の外」にあります。内側を掘り下げるより、外の世界で試行錯誤してリアルな体験を積み上げることによって、本当に突き詰めるテーマがあらわになってくるからです。

 そこのところを間違えないようにしましょう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

アドバイザリーボード

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆