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» 2019年10月31日 07時03分 公開

ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術:平成と令和で変わった「稼げる人稼げない人の習慣」 (1/2)

令和の時代の稼げる人は「ワンピース・ジョジョ型人材」。

[松本利明,ITmedia]

 この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。


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『稼げる人稼げない人の習慣』

 こんにちは、人事・戦略コンサルタントの松本利明です。私はPwC、マーサー、アクセンチュアなどの外資系大手のコンサルティング会社で、人事のコンサルティングに24年以上関わってきました。日系・外資系の大手企業からスタートアップ企業まで、その実績は600社以上です。

 その中で一貫して行ってきたことは、「人の“目利き”」」。5万人以上のリストラ、6500人を超える幹部の選抜と育成になりますが、ここ数年でガラッと変わったことがあります。「稼げる人稼げない人の習慣」です。

 平成は「勝ち組と負け組」の時代でした。大企業の中でも明暗が分かれました。企業も人も主役が交代する中で、カギを握ったのは情報でした。勝ち組は正解に近い情報をライバルより早く仕入れることで、のし上がることができました。

 令和の時代は少し違います。今は「自分らしく稼ぐ」時代です。

 今、企業が求めるリーダーは、どんな環境であっても乗り切れる人です。それも眉間にしわを寄せ、我慢を積み重ねるのではなく、何があっても涼しい顔をしてスイスイ乗り越えていくような人材です。

令和の時代の稼げる人は「ワンピース・ジョジョ型人材」

 それを、私は「ワンピース・ジョジョ型人材」と呼んでいます。『ワンピース』では「悪魔の実」の能力、『ジョジョ』も「スタンド」といわれる能力を持ち、どんな局面でも、自分の能力を駆使し、自分らしくどんどん強くなって、困難を乗り越えていきます。

 ワンピースの主人公であるルフィは、「ゴムゴムの実」の能力使いです。数々の試練を乗り越えながら、ゴム人間の資質をどんどんバージョンアップさせ、身体・戦闘能力を大きく向上させます。決して悪魔の実の能力に合わない努力はせず、自分の持ち味を生かすことだけに集中します。

 昭和の時代は『ドラゴンボール』や『北斗の拳』のように、力の強い者が勝つ絶対序列の世界でした。北斗の拳のようにたくさんの拳法を覚え、「秘奥義」まで覚えるとなると、厳しい訓練と努力が必要でしたが、今の時代はそこまで頑張らなくてもいいのではと思います。

 これからの時代の「稼げる人」には、

  • 自分の持ち味を生かし、勝てる場所を「異動」や「転職」しながら見つけ、鍛えていく
  • 起業と副業によって収入アップとオリジナルの強みを磨いていく
  • ただ稼ぐだけでなく、世の中や仲間に認められ、やりがいを感じる

という共通項があります。

 今回、2015年のベストセラーの文庫化にあたり、書名を『「稼げる男」と「稼げない男」の習慣』から『稼げる人稼げない人の習慣』に変更しました。男性・女性で区別する時代ではないからです。それとともに、今の時代に合わせ、ノウハウや事例をアップデートしました。副業、転職、介護、働き方改革など、人生100年時代のベースとなる項目を追加し、合計50の習慣を解説しています。その中の1つを解説しましょう。

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