コロナ後の職場は「つくる」がキーワード コクヨが新たな働き方発信

多様性や創造性、サステナブルなどを意識した商品構成とし、企業が持つそれぞれの課題に応じたオフィス提案を強化する。

» 2023年11月10日 09時41分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 文具大手のコクヨは9日、大阪市内で新型コロナウイルス禍後の働き方の変化に応えたオフィス関連の新商品を発表した。大阪と東京で運営する2拠点のショールームも同日に改装し、報道陣に公開。多様性や創造性、サステナブル(持続可能性)などを意識した商品構成とし、企業が持つそれぞれの課題に応じたオフィス提案を強化する。

コクヨのショールームに展示されたオフィス提案のひとつ。仕事内容などによってレイアウトを変えられる=9日午前、大阪市北区(田村慶子撮影)

 「いっしょにつくろう。」をテーマに改装した大阪・梅田のショールームでは、仕事内容や働きやすさに応じてレイアウトやデザインを変えられるオフィス家具などを紹介。「チームビルディング」や「高集中ワーク」など7つの行動要素をパネルで表現し、企業の価値観や課題を掘り下げながらオフィス空間の検討をしやすくする展示スペースも設けた。

 新型コロナ禍前の水準に出社比率は戻りつつある一方、テレワークも定着しており、担当者は「オフィス以外で仕事をするのが当たり前のリモートネイティブが増えるなど、働く人の質も変わってきている」と指摘。

 ショールームでは例年、1年ごと11月に新商品を入れ替えるが、今回の改装を機に顧客との意見をオフィスづくりに生かすため不定期とする。「クイック(迅速)に出すものもあれば、じっくり考えて出すという商品もある」という。(田村慶子)

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