全国で桜の満開発表が相次ぐ中、早くも熱中症対策の動きが出始めている。家電量販店ではエアコンの早期購入で特典を付与するサービスが始まり、熱中症対策の飲料や日傘などの売り場を例年より早く拡大する動きもみられる。
全国で桜の満開発表が相次ぐ中、早くも熱中症対策の動きが出始めている。家電量販店ではエアコンの早期購入で特典を付与するサービスが始まり、熱中症対策の飲料や日傘などの売り場を例年より早く拡大する動きもみられる。熱中症警戒アラートより一段上の「熱中症特別警戒アラート」が24日から初めて運用されるのを機に、関連商戦も例年以上に熱を帯びそうだ。
大手家電量販店のビックカメラは6日から21日の期間、同社指定のエアコンを購入すると価格の最大20%のポイントを還元するなどの早割キャンペーンを始めた。古いエアコンからの買い替えで最大3万円を割り引き、取り付け工事費など最大1万4300円分を無料にするといった特典を用意。「早期の買い替えを促すことで、夏場の商品搬送や取り付け工事の集中を緩和する狙いがある」という。
飲料業界の動きも早まっている。サントリー食品インターナショナルは9日、昨年は7月から設置していた熱中症対策飲料の売り場を今年は5月から展開し、昨年の1.5倍に規模拡大を目指すと発表した。ミネラルや塩分も補給できる対策飲料「GREEN DA・KA・RA」の味わいやパッケージをリニューアルし、販促にも力を入れる方針だ。気象庁の発表によると、今年4月から6月の気温が全国的に平年よりも高い傾向にあることを考慮。同社ブランドマーケティング本部の井島隆信課長は「夏場だけでなく、早くから熱中症の対策を呼びかけ正しい水分補給を伝えていきたい」と訴える。
一方、百貨店の松屋では3月中旬ごろからサングラスや晴雨兼用の日傘の販売コーナーを拡大した。「暖かくなり紫外線が気になる日も増えてきており、サングラスは例年より2週間程度早く売り場面積を広げた」(担当者)。東京都内で最高気温が20度を超えた今月7日は、銀座店のサングラスや日傘の売り上げが好調に推移したという。
copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上
早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授