企業の生成AIの活用が広がっているが、膨大なデータの取り扱いや規則、法令への準拠などが課題となっている。
富士通は4日、企業向けに生成AI(人工知能)基盤を開発し、7月から順次サービス提供すると発表した。企業の生成AIの活用が広がっているが、膨大なデータの取り扱いや規則、法令への準拠などが課題となっている。課題を解決する3つの技術で構成する基盤を開発した。
富士通が開発したのは製品マニュアルなど1千万文字以上の文書全体を高精度に分析できる技術で、生成AIが大規模な企業データを効率的に処理する。
変化する企業ニーズに柔軟に対応し、業務に最適な生成AIを自動生成できる技術も開発した。同社によると、数時間から数日で自動生成できるという。このほか企業規則や法令への準拠を監査する技術も基盤に搭載されている。
同社はAIサービス「Fujitsu Kozuchi」のラインアップとして、サービス提供する。
富士通研究所人工知能研究所の園田俊浩所長は4日に川崎市で開かれた研究戦略説明会で「企業の生成AIを牽引するグローバルトッププレーヤーを目指したい」と述べた。
同日の説明会では開発中のAIを使って、特殊詐欺を再現し、会話を分析するデモなども公開された。
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明治学院大学 経済学部准教授