成田空港で航空・貨物会社の若手社員のeスポ大会 「交流深めるきっかけに」

新型コロナウイルス禍で減った若手従業員同士の交流を取り戻し、より良い空港運営につなげるのが狙い。貨物会社や航空会社など計16社が参加し、熱戦を繰り広げた。

» 2024年06月11日 05時34分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 成田国際空港会社(NAA)が7日、成田空港で働く若手従業員らを対象にしたエレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)の大会を空港内で開催した。新型コロナウイルス禍で減った若手従業員同士の交流を取り戻し、より良い空港運営につなげるのが狙い。貨物会社や航空会社など計16社が参加し、熱戦を繰り広げた。

eスポーツ大会で熱戦を繰り広げる成田空港の若手従業員ら=7日、成田空港(松崎翼撮影)

 大会の概要は、各企業の20〜30代の若手従業員たちが話し合いを重ねて決めた。サッカーゲーム「FC24」を使用。それぞれ別企業の4人1チームを組み、総当たり形式の予選の後、トーナメントで頂点を競った。

 会場には参加の若手従業員だけでなく、多くの同僚や上司らも応援に駆け付け、ゴールを決めるたびに大きな歓声と拍手がわき起こった。計約250人が訪れた。元サッカー日本代表で解説者の松木安太郎さんと武田修宏さんが解説を務め、軽妙なトークで大会を盛り上げた。

 優勝した国際空港上屋の真方山元気さん(22)は「いろいろな人と仲良くなることができてとても楽しかった。空港の仕事は個人では成り立たないので、横のつながりを大事にしていきたい」と笑顔を見せた。

 企画の立ち上げに携わったNAAの宮下祥さん(37)は「管理する立場の従業員が若手の奮闘を温かい目で見守り、交流する姿を見て開催して良かったと思えた。交流を深めるきっかけになり、人材の定着にもつなげたい」と話した。(松崎翼)

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