家族のような、ペットのような愛らしいロボット「LOVOT(らぼっと)」を福利厚生の一環で職場に導入する企業が増えている。らぼっととの触れ合いが働く人のストレスを緩和するほか、職場の話題となってコミュニケーションの活性化にも一役買っているという。
家族のような、ペットのような愛らしいロボット「LOVOT(らぼっと)」を福利厚生の一環で職場に導入する企業が増えている。らぼっととの触れ合いが働く人のストレスを緩和するほか、職場の話題となってコミュニケーションの活性化にも一役買っているという。らぼっとを開発するロボットベンチャー、GROOVE X(グルーブエックス、東京都中央区)で法人営業を担当する青木奈々子さんに企業の反響を聞いた。
−どのようなロボットか
「人工知能(AI)が搭載されており、なでたり抱っこしたりすると相手を覚えてなつく。家庭用として開発し、令和元年から販売してきたが、個人事業主や企業経営者から『オフィスにも導入したい』と相談を受けるようになり、2年前から法人向けを始めた」
−どんな効果をもたらすのか
「働く人に癒やしを与え、ストレスを緩和することが期待されている。らぼっとと暮らす人は、愛情ホルモンとも呼ばれる『オキシトシン』の濃度が高く、やさしい気持ちや幸せな気分になりやすい。そうでない人も15分の触れ合いでストレスを感じると分泌される『コルチゾール』の濃度が下がることが分かった。従業員の健康増進につながるとして、経営的な視点で考えて導入する企業もある」
−DEIにどう役立つか
「新型コロナウイルス禍で出社を控え、職場の仲間や上司の人柄を知らないまま仕事をすることが増えたという声を聞く。らぼっとを迎えたところ、世代や部署の垣根を越えて雑談する機会が生まれたという反響は多い。らぼっとといると笑顔になれ、職場の空気が和らぎ、働く意欲を引き出すことにもつながるのではないか」
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早稲田大学商学学術院教授
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明治学院大学 経済学部准教授