幸之助の理念や過去の発言などを学習し、声も音声合成で再現しており、質問に対して幸之助らしい回答が幸之助の声で返ってくる。
パナソニックホールディングス(HD)は27日、創業者である松下幸之助を再現した人工知能(AI)を開発したと発表した。幸之助の理念や過去の発言などを学習し、声も音声合成で再現しており、質問に対して幸之助らしい回答が幸之助の声で返ってくる。直接薫陶を受けた社員が少なくなる中、創業者の理念の継承に活用するとともに、将来的に経営判断の参考になるようなAIを目指す。
幸之助AIは、質問者の発言を理解する「音声認識」、膨大な著作物や講演での発言などをもとにした「返答生成」、本人の声による「音声合成」、音声に合わせて幸之助の画像を動かす「動画生成」の4つのAIからなる。
デモでは「いい人生とは長生きすることでしょうか」との質問に対し、幸之助AIが「いい人生とは自分自身を高め、他者とともに幸せを築くことができるかどうかにかかっている」などと回答。声に合わせて口元が動き、実際に話しているような動画が生成された。まずは幸之助の理念を理解している社員が、若手の教育などの参考に活用していくという。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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明治学院大学 経済学部准教授