東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。
国内外の音楽ファンにとって魅力的なスポットが次々と登場する東京。特にインバウンド客には、リスニングバーやジャズ喫茶など、音楽をじっくり楽しむ場所が注目されています。飲んで踊るだけでなく、アートを鑑賞したり食事を楽しみながら音楽に浸れるヴェニューが音楽との距離を縮め、ナイトライフの楽しみ方の幅を広げています。
ここでは2024年にオープンし、東京の音楽シーンに新風を吹き込む、注目のミュージックヴェニューを紹介。自分らしい、音楽との付き合い方を見つけられるでしょう。
アナログなサウンドシステムやベテランのDJにより、クラブ本来の魅力を感じることができる場であった「青山ゼロ」が2024年6月に惜しまれつつも閉店。その跡地に、ゼロで大切にしてきた意思を引き継ぎながらも、より新しいカルチャー発見をできる場として「ナム(NUMM)」がオープンしました。
木に囲まれた温かい雰囲気は変わらぬまま、以前は白かったバー前の壁などは深い青色に塗られ、「一人でもくつろげるように」という工夫が施されました。ドリンクも質にこだわり、クラフトビールやメルカル、テキーラ、ナチュラルワインなども取り入れています。
昼間はカフェ営業に加え、ギャラリーとして彫刻やインスタレーションアートなどの展示・販売も実施。青山ゼロの計算された部屋づくりによって、低音から高音まで解像度の高い音を楽しめる音響環境を活かし、より幅広いジャンルの音楽を聴ける場所になりました。
「ここでしか鳴らない音」にこだわった奥行きのある音響を、耳だけでなく全身で体感してください。
次に紹介するのは、「Bar Palms」。2024年7月に閉店した「バー エルエスディー(Bar LSD)」が、大人と若者の社交場として楽しめるミュージックバーとしてリニューアルオープンしました。以前の宇宙のような異空間的な内装とは異なり、ヤシの木をはじめ、1980年代のカフェバーブームやマイアミを思わせるピンク色に光るネオン管が印象的です。
週末にはセクシーなダンサーによるパフォーマンスや、ヴァイナルDJによるソウルフルなDJセットが楽しめます。ドリンクは、スタンダードなカクテルに加え、ソムリエが厳選したワインやウイスキーを提供。外国人や若者など幅広い人が集まる社交場なので、新しい出会いがあるかもしれません。上質な酒とともに、音楽に身を委ねてみてはいかがでしょう。
新たなカルチャーの発信地として、三軒茶屋にオープンした「モンキーバー(MonkeyBar)」も見逃せません。ディープな音楽ファンが集う、茶沢通り沿いの「DJ BAR 天狗食堂」正面に位置します。
提供されているのは、スパイス焼酎やクラフトビール、ナチュールワインといったこだわりのドリンク。壁にサルが描かれた店内は落ち着いた雰囲気で、気さくな雰囲気の店主が夜の三軒茶屋に迷い込んだ者を明るく迎えてくれます。
開催されるイベントは、ヒップホップやハウス、テクノまで幅広いです。三軒茶屋の街を一望できる屋上もあり、バーベキューやテントサウナが登場することもあるといいます。終電までに帰りたい人も、三軒茶屋の小箱回遊の最終地点として利用したい人も、心地よい時間が過ごせるでしょう。
「東京、2024年にオープンしたミュージックヴェニュー5選」では、さらに店舗を紹介しています。是非チェックしてみてください。
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明治学院大学 経済学部准教授