東京、ベーカリーレストラン＆バー3選：タイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

[タイムアウト東京，ITmedia]

　かぐわしい出来立てのパンにその場でかぶりつけるのがベーカリーの喜びですが、近年では、パンが主役となってワインバーで味わえたり、フレンチレストランで楽しんだり、パンをつまみに飲めるなど、進化・多様化しています。

　ここではスタイルもコンセプトもさまざまにパンを堪能できる、3つの店を紹介します。

パンとボルドーワイン レピック Photo: Kisa Toyoshima

　神保町駅から徒歩約2分、靖国通りから少し入った路地裏にあるカウンター7席のみのブーランジェリー兼ワインバー「パンとボルドーワイン レピック」。

　ボルドーワインの輸入販売を展開する株式会社アストルが、「フランスの食文化、アペリティフをパンとともに楽しんでもらいたい」という思いのもと2023年にオープンしました。

　店頭にはハード系やクロワッサンを中心に20種前後のアイテムが並びます。看板商品は縦にスライスしたバゲットに具材をのせたタルティーヌ。フランス式のパンの楽しみ方を日本でも広めたいと、ワインと相性の良い「セミドライトマト」「オニオンベーコン」など4種をラインアップしています。

　ワインはボルドー産が中心でボトルは50〜60種、グラスは5〜6種を用意。ボトルは1800円〜（以下全て税込み）、グラスは980円〜という手頃な価格帯もうれしいです。

繁邦 Photo: Kisa Toyoshima

　次に紹介するのは、恵比寿駅から徒歩3分にオープンした、ベーカリーカフェ＆レストランの「繁邦」。夜はフレンチレストラン、昼間はシェフの青木虎太郎の両親が経営する人気ベーカリー「しげくに屋55ベーカリー」のパンを20種類ほど店頭で展開しています。

　「クレープ」（1100円）は、そのシンプルなメニュー名の通り、シュガークレープに発酵バターと塩のみという素朴な一皿ですが、生地の配合と分厚さにこだわっています。トッピングのバターや塩をつけるとさらにコクが深まり、レモンを振りかければ雰囲気も変わってキュッとした爽やかさが楽しめるでしょう。

　「季節のオープンサンド」（1600円）もおすすめ。ベーカリーで販売するバゲットと同じ生地の自家製のフォカッチャを使用しており、もっちりとした食感と香ばしさが特徴的です。

イキ ロースタリーアンドイータリー Photo: Aya Ueno

　コーヒー好きなら、隅田川沿いに位置するオセアニアスタイルのカフェ「イキ ロースタリーアンドイータリー」も見逃せません。倉庫をリノベーションした店内は、高い天井を生かした開放感のある雰囲気です。

　おすすめは「フラットホワイト」（660円）。併設された焙煎（ばいせん）所で手がけたコーヒー豆「イキ ブレンド」は、まろやかな口当たりの後にグレープフルーツのような酸味も感じられ、爽やかな朝にぴったりな一杯です。

　出来たての焼き菓子やサンド、デリなど50種類ほどの豊富なフードメニューもこだわりの一つ。昨今「進化系パン」としてパン好きから話題を集めている「パンスイス」（550円、税込み）は特に食べてみてほしい一品です。ブリオッシュ生地の表面はパリッと香ばしく、中にはカスタードクリームとチョコチップがたっぷりと入っています。甘さはやや控えめでコーヒーとの相性が抜群です。

「東京、ベーカリーレストラン＆バー5選」では、さらにベーカリーを紹介しています。是非チェックしてください。

著者プロフィール：タイムアウト東京 編集部

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