東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。
まだまだ寒さが残るこの季節。心を慰めてくれるものの一つが、闇の中にともった居酒屋の明かりでしょう。とりわけ、炭火でじっくりと焼かれた温かい料理を仲間と囲む夜は格別です。
ここでは、炭火焼きをメインで提供する3つの店を紹介します。今回注目したいのは、ゆったりとした雰囲気の中で、熱燗(あつかん)を酌み交わしながら料理と会話を楽しめるスポットです。炭火焼きならではの香ばしい風味と味わいが堪能できるでしょう。
西新宿にある気楽な居酒屋、燗アガリ。全国から集められた日本酒は50種類以上も揃い、酒好きにはたまりません。古き良き時代を感じる肩肘張らない雰囲気で、靴を脱いで畳に上がれば、たちまちくつろいだ気分になります。
名物は鮮魚を丸ごと焼き上げた「鮮魚の一本売り」(5990円)。そのほか、「月夜野どんこシイタケ」(340円)や「淡路島産玉ネギ丸ごと」(640円)の炉端焼き、南部鉄器で炊くこだわりのコシヒカリ(1合1290円、2合2090円)も見逃せません。
単品だけでなく、コースもおすすめです。上記の名物料理や刺し身などを網羅した内容で、料理のみは4000円、日本酒20種類も含まれる飲み放題付きで5500円。伝統的な食とカジュアルな空気が融合した同店は、友人と連れ立ってふらっと訪れるのにぴったりです。
次に紹介するのは、神楽坂の路地にたたずむ 神楽坂 囲炉裏 肉よろず。肉料理に一家言ある人々の間で知られる隠れた名店です。滑らかな木のカウンターに、焼き込まれたような漆黒の壁という洗練された内装が、記憶に刻まれる食体験の舞台装置となっています。
肉よろずの核を成すのは国産ブランド牛の炭火焼きです。国内屈指のレベルを誇る厳選された牛肉を提供。コースは7000円からで、牛肉刺しに始まり、牛たたき、新鮮なサラダと続きます。贅沢な「雲丹肉の手巻き」を楽しんだ後は「リブとろ椀しゃぶ」、温菜を味わい、そしてメインの「原始よろず焼」を堪能しましょう。
さらに自分の好みに合わせて食事を味わいたければ、アラカルトで注文することもできます。コースで気に入った料理をリピートしたり、コースには含まれていない料理を新たに発見したりするのも楽しいです。
独特な雰囲気を味わいたい人にはイゴールコージーがおすすめ。和モダンな居酒屋と居心地が良く懐かしいフレンチビストロの折衷という、ほかにはないお店です。提供するのは季節限定の土鍋ご飯やヨーロッパのエッセンスを加えた日本料理で、美しい器に盛り付けられ、目でも楽しめます。
一品一品は小さめなので、シェアをしながらたくさんの料理を試しやすいです。2人なら6、7品が程よく、飲み物を別にして8000円〜1万円で満足できるでしょう。
看板メニューは土鍋後飯と炭火焼き。炭火焼きは少し待たなければなりませんが、その価値はあります。魚の「原始焼」は、塩を振った後じっくりと遠火で加熱し、脂がジュワッと溶け出し皮がカリッと香ばしくなるまで火を通した逸品です。ほかにもジューシーな「黒岩土鶏」や「越後もち豚」の炭火焼きも見逃せません。前菜にはみずみずしい野菜のサラダや、ウニが乗ったシュウマイといった料理も試してみてください。
ドリンクは日本酒、ナチュラルワインのほか、焼酎にもこだわっています。生レモン、生スダチ、塩トマト、ガリなど、口をリフレッシュするのにうってつけのサワー類も豊富です。
「東京、炭火焼きレストラン5選」では、さらに居酒屋を紹介しています。是非チェックしてください。
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