4月13日に開幕する2025年大阪・関西万博に向け、コカ・コーラボトラーズジャパンは18日、水素を燃料に発電して稼働する世界初の自動販売機を会場(大阪市此花区)に設置し、報道陣に公開した。二酸化炭素(CO2)を排出しない「未来の自販機」として、技術を万博でアピールしたい考えだ。
4月13日に開幕する2025年大阪・関西万博に向け、コカ・コーラボトラーズジャパンは18日、水素を燃料に発電して稼働する世界初の自動販売機を会場(大阪市此花区)に設置し、報道陣に公開した。二酸化炭素(CO2)を排出しない「未来の自販機」として、技術を万博でアピールしたい考えだ。
重電大手の富士電機と共同開発した。会期中を通して1台を万博のシンボルとされる大屋根(リング)の下に設置する。
自販機は本体と水素が入ったカートリッジを装塡(そうてん)した発電機で構成。水素と空気中の酸素を化学反応させて発電し、バッテリーに蓄電された電気を本体へ送ることで動かす。CO2排出ゼロに加え、消費電力量を通常の自販機と比べて49%減らした。太陽光発電のような天候の影響や設置場所の制限が少ない利点がある。
水素の調達コストが高いなど課題もあり、普及に向けては水素供給のインフラ整備や、さらなる小型化が必要という。
同日、現地で設置式が行われ、万博を運営する日本国際博覧会協会の河本健一・企画局長は「未来の水素社会を体験できる」などと述べた。(田村慶子、写真も)
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