人気パズルゲーム「スイカゲーム」の開発者、程涛氏が起業した東京大発のスタートアップのissinは13日、指に装着して睡眠スコアや活動量などを計測できるスマートリング「スマートリカバリーリング」と発表した。
人気パズルゲーム「スイカゲーム」の開発者、程涛氏が起業した東京大発のスタートアップ(新興企業)のissin(イッシン・東京都文京区)は13日、指に装着して睡眠スコアや活動量などを計測できるスマートリング「スマートリカバリーリング」と発表した。KDDIが直営店やネット通販で14日から販売する。発表会ではオンラインで視聴していたKDDI共同創業者の千本倖生氏がサプライズで登場、KDDIの経営陣に「くれぐれも、程社長のことをよろしく頼みます」とエールを送った。
新製品は人差し指や中指などに装着して使用する。センサーで心拍数や体温などを測定。前日のストレスや活動量、睡眠の質などを測定し、起床時に「回復度」をスマートフォンのアプリに表示してくれる。
アプリでは健康管理のアドバイスも受け取ることができる。従って運動をするとポイントを獲得できるなど、人を楽しませてやる気を引き起こすゲームのノウハウを活用する「ゲーミフィケーション」が取り入れられている。
価格は税込2万9800円。アプリは無料で利用できる。連続稼働時間は最大7日間で、2時間でフル充電できる。
程氏は東大大学院に在籍中に起業し、2017年に照明として天井に取り付け可能なプロジェクターを販売、25万台超を売り上げた。21年にはスイカゲームを開発し、国内では23年、動画配信をきっかけに爆発的なヒットとなり、ダウンロード数は1100万を超えている。程氏は「スイカゲームから大きなヒントを受けている。楽しいと続けられる」と話した。
発表会では、京セラ創業者の稲盛和夫氏とともKDDIの前身の第二電電(DDI)を共同創業した千本倖生氏が急遽「一言いいたい」とオンラインで登場し、「私自身も使ってみて、有用なものと感じている」とアピールした。
千本氏は、高橋誠社長と4月1日に社長に就任する松田浩路常務の3人で面会したことを明かし、「松田は京大の後輩だし、高橋は創業したときの新卒一期生。創業者の私がみてるからちゃんと(販売を)やってくれよ」と後押しした。(高木克聡)
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