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» 2011年06月15日 07時00分 UPDATE

海外ベストセラーに学ぶ、もう1つのビジネス視点:明瞭さと冷静さ、そして勇気を持ってヒートアップした会議をまとめる方法 (1/5)

炎が燃えるような激しい議論を無理やり消そうとしてはいけない。「炎の中に立つための6つの方法」でその熱に対抗しよう。

[エグゼクティブブックサマリー,ITmedia]
エグゼクティブブックサマリー

 この記事は、洋書配信サービス「エグゼクティブブックサマリー」から記事提供を受け、抜粋を掲載したものです。サービスを運営するストラテジィエレメントのコンサルタント、鬼塚俊宏氏が中心となり、独自の視点で解説します。

3分で分かる「会議をまとめる技術」の要点

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  • 会議中、議論の分かれる問題によって、白熱した口論が生まれることがある
  • その場合、リーダーは統率力を維持し、その熱を誘導し建設的な結果を導き出す必要がある
  • しかし、白熱した議論がリーダー自身の「ホットボタン」を押してしまう場合、冷静でいることは困難である
  • 会議中の燃えるような激しい衝突に対処するには、「炎の中に立つ6つの方法」を取り入れること
  • まず、自己意識を持つこと。そうすることで挑発されても不適切な発言を抑えることができる
  • 次に、「今の瞬間」に意識を向け、今起こっている事に集中すること。3つ目に、他人の意見を受け入れること
  • 4つ目に目的意識を持ち、5つ目に起こり得る不測の事態を受け入れること
  • 最後に、思いやりをもつこと。全ての人の意見に賛同する必要はないが、尊重する必要はある
  • スキルを伸ばすには、炎の中で訓練すること。メンバーの一員として会議に参加し、パートナーと協力して会議の進行役を務め、あらゆる種類の会議を運営し、「火を消す力」を磨くこと

この要約書から学べること

  • 会議中に衝突や白熱した議論が生まれた場合に統率力を維持する方法
  • 白熱した議論を建設的な議論に変える方法
  • グループ内の意志疎通を促進する方法

本書の推薦コメント

 会議の進行役やグループのリーダーを務めている場合、炎が燃えるような激しい議論を常に避けることはできません。著者の組織開発コンサルタントであるラリー・ドレスラは、なぜ白熱した議論を抑えるのではなく促進するべきなのかを説明しています。ドレスラは、白熱した議論の中で冷静さを失わせてしまう個人の「ホットボタン」(過去の経験から作り出された敏感なツボ)をコントロールする方法を提供しています。

 また、イライラした時でも有意義な会議ができるよう、激論を呼ぶような問題に対処する6つの方法を教えてくれています。自己啓発書を読む読者にとってはお馴染のアドバイスが載せられているかもしれませんが、実践的な助言や有益なエピソードが紹介されており、要点がきちんと説明されています。職場や遊び場、あるいは家庭でリーダーを務める、あるいはチームに属している全ての人に専門的なアドバイスと訓練方法を提供する本書をお勧めします。

 会議とは、組織の中で各スタッフが同じ方向を向き意識を1つにまとめるために話し合う時間です。もちろん、共通の話題をどのように進めて行くかといった段階で、スタッフそれぞれの意見があり、時として、その意見が真っ二つに分かれることもあることでしょう。

 最終的なゴールは一緒でも、そこに行きつくまでの歩調をどのように合わせるかということが、違ってしまうのは仕方のないことなのでしょうが、時として、その結果すら不明瞭であったり、また、他人の意見を受け入れる事ができなかったりした場合、その会議はさらにヒートアップして収集のつかない無駄な時間を費やすことになってしまいがちです。

 しかし、常にそのようになってしまっている会議では意味がありません。そういう時こそ全員をまとめるリーダーが必要です。統率力を発揮して会議を有意義なものにしていくことが必至であり、そのためにはどのようにするかを常に考えねばなりません。

 では、会議のリーダーたるものどのようにすれば全員をまとめることができるのでしょうか?

 本著では、そうした会議におけるリーダーの品格とも言える心得について提案をしています。炎上しがちな会議をまとめ有意義な結論を導き出すノウハウはプロジェクトリーダー、そして経営者には必要不可欠な事です。

 それでは具体的にどんなことが書かれているか順番に見て行きましょう。

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