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» 2014年07月31日 08時00分 UPDATE

ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術:成功者になれる人にしか理解できない!? プラスの現実逃避 (1/2)

現実逃避とは「やけ酒」や「ギャンブル」のようにマイナスのものではない。あらゆるストレスや苦悩を吹き飛ばす強力なパワーをもつ、常識を超えたプラスの現実逃避術とは。

[五味一男,ITmedia]

 この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。


ビジネス書の著者たちによる連載コーナー「ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術」のバックナンバーへ。


 「賢い! 現実逃避術」今回書いた本のタイトルです。えっ? 現実逃避? だめでしょ。

 そう思うかもしれません。そのとおりです。いくら現実が辛いからといっても「単なる現実逃避」は決して賢くはありません。むしろ、愚かな行為と言ってもいいでしょう。しかし本書で紹介している現実逃避の方法は「単なる」ではありません。

 「成功者の多くは、“自ら編み出したプラスの現実逃避術”でメンタルコントロールを行い、仕事の成果を格段に上げている」何百人という成功者と会ってきたテレビプロデューサーである私の経験則から出した結論です。

プラスの現実逃避術

140731book.jpg 賢い! 「現実逃避」術

 ここで言う現実逃避は「やけ酒」や「ギャンブル」などのように安直なものとは違います。

 確かに、これらの現実逃避は一時、現実の辛さを忘れさせてはくれます。でも、どれもこれも逃げるだけに留まり未来をプラスに変えてくれるものではありません。言わば「マイナスの現実逃避」です。

 では、プラスの現実逃避術とは……、あらゆるストレスや苦悩を吹き飛ばす強力なパワーをもち、それでいて自分を前向きに向上させてくれる、常識を超えた手法です。

 例えば……、「学び」が楽しくて、楽しくて、われを忘れて勉強し続けてしまう。

 こんな「没頭」ならば、辛い現実を忘れているうちに、やがて大きな成果を生みだすでしょう。「司法試験」であっても、スキルアップのための「専門的な知識」でもかまいません。夢中になるほど楽しいのなら……。

 これが「プラスの現実逃避」のイメージです。この手法、実はそれほど簡単にはできません。

 「学び」が楽しくてわれを忘れるなんて、なかなかできないのが普通です。その状態になるためには、多少の訓練とコツが必要です。そして最も肝心なのはどうやったら、その「境地」に入れるかという点です。

 この「境地」に入るにはロジカルなセルフメンタルコントロールの技術が必要になってきます。本書ではそのコツと手引きを紹介しています。

 プラスの現実逃避は、「没頭」だけではありません。

 あらゆる角度から、日々の鬱憤(うっぷん)を極力少なくし、合理的、効率的にプラスの「境地」に入れるかという考え方のアプローチ法を紹介しています。メンタルコントロールの具体的手法を教えてくれるのは、「異色の心理学者」から「経済界で成功を収めた伝説のご隠居」まで、「前向きな癒しの達人たち」ばかりです。

 例えば、「毎日、勝利の美酒に酔う方法」。

 ごひいきのスポーツチームが勝利することに喜びを感じる人は多いはずですごひいきがいなくてもほとんどの日本人は日本代表のチームや選手が勝ったら大喜びするでしょう。スポーツを応援するパワーは偉大です。それが、もし毎日味わえたら、ポジティブな気分で明日を迎えられるでしょう。

 そんなことはできるのか? 普通の考え方では無理です。

 でも、日本代表ぐらいの感情移入ができるチームや選手が山ほどいたら……。日本にはたくさんの選手やスポーツチームがあります。「野球」「サッカー」「ラグビー」「バレーボール」「バスケットボール」「ゴルフ」「ボクシング」などなど、ジャンルは多岐にわたります。

 各ジャンルに本当に大好きなチームがひとつずつあるとするなら、どこかひとつぐらいのチームなら勝つ可能性は大です。そのチームが勝ったことだけに喜びを感じれば、毎日、勝利の美酒に酔う事も決して不可能ではありません。肝心なのは感情移入できる程のファンになれるのかという点です。

 出身地、出身校、同年齢、など応援動機の糸口は無数にあります。重要なのはいかにしてそれを強力なものにしていくかです。ある心理学者は何かで縁を感じるチームを徹底的に好きになる裏技を自ら実践しているそうです。

 その裏技とは……、少しでも縁を感じたチームに関連した株を1株でもいいから買うことなんです。これが不思議なくらい効力を発揮するそうです。大小の差こそあれ、ある意味「チームのオーナーのひとりになった気持ち」がリアルに芽生えてくるんですから。

 チームが勝ったら当然モチベーションも上がるでしょう。この心理学者はこうも言っています。「一喜一憂の“喜”は増やしたほうがいいに決まっている。それに無趣味な人間の末路は、実に哀れなモノだよ。」と。

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