ベテランズデーと日曜日が重なった11月11日夕方、カリフォルニア州サンフランシスコのダウンタウンは、4万人を超える顧客やパートナーらが事前登録した「Oracle OpenWorld 2007 San Francisco」が開幕し、ごった返している。
「きょうの日は共同創業者のボブ・マイナーに捧げ、そして今週(のOracle OpenWorld)はみなさんのために準備した」── Oracleのもうひとりの共同創業者であり、今も同社を率いるカリスマ、ラリー・エリソン会長兼CEOはモスコーニセンターの会場を埋めた8000人の顧客やパートナーらに話した。今年はOracleの創業30周年であるとともに、共同創業者・マイナー氏の没後10周年でもある。
米国時間の11月11日夕方、ベテランズデー(退役軍人の日)と日曜日が重なり、ただでさえ賑やかなカリフォルニア州サンフランシスコのダウンタウンは、4万人を超える顧客やパートナーらが事前登録した「Oracle OpenWorld 2007 San Francisco」が開幕し、ごった返している。市内のホテルとモスコーニセンターを行き来する数十台の大型シャトルバスが夕方の渋滞に拍車を掛け、目抜き通りのマーケットストリートでは、イラつくドライバーがクラクションを鳴らす。
1990年代半ばからスタートしたOracle OpenWorldだが、日曜夕方のオープニングにエリソン氏が姿を見せたのは初めてだ。「30 Years Behind the Scenes at Oracle」(Oracle、30年の舞台裏)というテーマどおり、彼は同社の今日までの歩みを支えた功労者たちを懐かしく語り、その功績を称えた。
共同創業者のマイナー氏はもちろん、初めての営業マンとして雇用されたボブ・レイガー氏や、だれもバランスシートのことが分からない中、帳簿を付けたジョン・ケンストン氏の昔話に花が咲き、エリソン氏の持ち時間はどんどん過ぎていく。当時、カリフォルニア大学バークレー校で会計学を学んでいたケンストン氏は、アルバイトのピザ配達でしばしば創業間もないOracleオフィスを訪れ、エリソン氏から初代CFOにスカウトされたという。世の中、何が縁か分からない。
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早稲田大学商学学術院教授
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明治学院大学 経済学部准教授