日本のセキュリティ技術が中国へ。中国の大手ATMメーカーは指紋認証を手掛けるDDSと包括的な提携を結び、中国の金融機関に対してセキュリティサービスを展開していく。
指紋認証エンジンを提供するディー・ディー・エス(DDS)は4月2日、中国のATMメーカー大手のLead Cash(北京立徳金融設備系統有限責任公司)と協業し、ATM関連機器に指紋認証セキュリティを導入すると発表した。
Lead Cashは、近年急速な拡大が見込まれる中国のATM市場に対して、安全性が高く使いやすいATM機器の投入を目指していた。日本で実績の高いDDSの独自技術「ハイブリッド指紋認証方式」に注目し、同社と資本、技術、販売に関する包括的な提携を結ぶ運びとなった。これを契機に、ATMネットワークを利用したデビットカード、クレジットカードの指紋認証決済端末などのビジネスモデルも検討する。
Lead Cashは、1994年に中国国家の資本により初めて設立されたATMメーカー。中国工商銀行、中国建設銀行などほとんどの主要銀行で導入実績がある。
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早稲田大学商学学術院教授
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明治学院大学 経済学部准教授