クラレは、環境配慮型人工皮革の新生産システム「Clarino Advanced Technology Systems」の量産設備が稼働を開始したと発表した。製造工程の短縮により、従来品比でCO2を約35%、排水量を約70%削減できるという。
クラレは11月9日、環境配慮型人工皮革の新生産システム「Clarino Advanced Technology Systems」の量産設備が稼働開始したと発表した。同社は2015年を目標に、人工皮革を製造する岡山工場の全製造工程を新生産システムに切り替える計画。
また同社は環境配慮型人工皮革の生産開始に合わせて、人工皮革ブランド「クラリーノ」のロゴマークを刷新する。新ロゴマークには環境保全に対する同社の姿勢やブランドの価値・役割を込め、「美しく澄んだ水」をイメージさせるライトグリーンのシンプルなデザインを採用した。
同生産システムでは、同社が独自開発した水溶性ポリマー(エクセバール)を人工皮革では世界で初めて使用。製造工程から有機溶剤の使用をなくしたことで、従来比で99%以上のVOC(揮発性有機化合物)を削減した。また、製造工程を最短で約5分の1に短縮したことにより、従来品比でCO2を約35%、排水量を約70%削減できるようになったという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上
早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授