利用者の支持を集めた企業サイトは2年連続でサントリーだった。コンテンツの検索性やレイアウト設計、情報量などが評価を集めた。
日本ブランド戦略研究所が11月16日に発表した企業サイトの利用者評価において、サントリーが2年連続で1位を獲得した。サイトに掲載しているすべてのコンテンツで高い評価を受けた。
1位のサントリーは、「コンテンツの量が多く、トップページから利用者が必要とする情報にたどり着きやすいサイト構造になっており、検索性も優れている」(日本ブランド戦略研究所)点が評価された。「質・量とも必要な情報が網羅されている」(同)ことで、利用者から支持を集めた。2位はWebサイトを刷新したTOTO、3位は味の素がランクインした。
同社は2009年における企業サイトの傾向を「CSR(企業の社会的責任)をはじめとする情報が充実してきた」と分析。前年の調査に比べて「トップ企業の(評価)ポイントの差が小さくなってきた」とし、企業がサイトの情報量の充実やレイアウト設計に磨きを掛けていると評する。前年2位だったトヨタ自動車の順位は10位に下がったが、「(総合的なポイントでは)それほど下がっておらず、ほかの企業サイトの評価が相対的に上がったから」と見る。
同調査ではユーザーに企業サイトのコンテンツを閲覧してもらい、その評価を集めて分析した。調査対象のコンテンツは「会社案内」「ニュースリリース」「技術・品質・安全」「CSR・環境」「IR情報」「理念・ビジョン」の6つ。10月にインターネット調査を実施し、1万2600人の有効回答数を集めた。
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明治学院大学 経済学部准教授