部下にレッテルをはる上司ビジネスマンの悩み相談室(2/3 ページ)

» 2010年11月24日 14時46分 公開
[細川馨,ITmedia]

部下の行動を見る

 それでは、第一印象だけで判断しないためにどうすればいいのだろうか。

 まず、第一印象で判断しないということを自分に言い聞かせることである。できるだけ中立的な気持ちで接する必要がある。また、新しい部署に部下が配属されてきた場合、いろいろな周りからの風評を聞くこともあるだろうが、それについてもうのみにせず、まずは実際にじっくり話をして、自分で判断することが必要である。

 次に、「部下の行動を見る」ことである。人は口ではいろいろなことを言えるものである。しかし、行動が伴わなければ言ったことは意味がない。調子よく「来週までにやってきます」と言っておきながら、週明けに聞いてみると、「いや時間がなくて」と言い訳を口にする人もいる。行動が伴っていないのである。言葉はうそをつくかもしれないが、行動はうそをつかない。

 第一印象を持たないことが大切ではあるが、第一印象で何かしら持ってしまうことも否めない。しかし、それだけで判断しないためには、部下の「行動」に着目することが大切である。

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