Kindle向け電子書籍の販売部数が、ハードカバーとペーパーバックを合わせた印刷版の書籍の販売部数を超えた。
米Amazon.comは5月19日(現地時間)、電子書籍リーダー「Kindle」向けの電子書籍の販売部数が、同社での紙版の書籍の販売部数を上回ったと発表した。
4月1日からの書籍販売で、印刷版書籍(ハードカバーおよびペーパーバック)100冊に対してKindle版が105冊の割合で売れているという。この部数には、Kindle版のない印刷版の部数が含まれており、無料のKindle版書籍は含まれていない。
Kindle向け書籍は2010年7月にハードカバーの販売部数を上回り、その6カ月後はにペーパーバックも上回っている。2011年の時点で、同社は前年の同じ時期の3倍のKindle向け書籍を販売しており、紙版書籍の販売も伸びているという。
ジェフ・ベゾスCEOは「いつかこの日が来ることを強く望んではいたが、これほど早く実現するとは思わなかった。われわれは紙版の書籍を15年販売しており、Kindle版販売開始からまだ4年も経っていない」と語った。
現在販売されているKindle版書籍は95万タイトル以上。これらの書籍は専用リーダーのKindleのほか、モバイルアプリによって米AppleのiOS、米GoogleのAndroid、BlackBerryなどを搭載したモバイル端末やPCでも読むことができる。
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早稲田大学商学学術院教授
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明治学院大学 経済学部准教授