法律に関係のないビジネスはない。仕事や経営のスキルが「武器」だとすれば、法律は、ビジネス社会を生き抜くための「防具」。どちらも必要不可欠である。
この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。
突然ですが、みなさんは「法律」について、どのようなイメージを持っているでしょうか?
「難しそう」
「自分には関係ない」
「別に知らなくてもいいのでは?」
そんなふうに思っている人が多いと思います。
しかし、法律を知らないで何か問題を起こしてしまった場合、その代償は甚大なものになります。例えば、会社が持っている1000人の個人情報を流出させてしまった場合、その全員から訴えられると、1000万円以上の賠償金を命じられてしまう可能性もあるのです。
これは一つの例にすぎませんが、とにかく仕事をするうえで法律の知識は必須なものだということは間違いありません。
例えば、
・ お客さまに何かを売るときは民法や消費者契約法
・ 商品やサービスを宣伝するときは景品表示法
・ 業者と取引するときは商法や下請法
・ ブログを書いたりメルマガを発行したりするときは著作権法
・ 会社に勤めるときは労働法……
このように、ビジネスには、たくさんの法律が関係しています。むしろ、「法律に関係のないビジネスはない」、と言った方がいいでしょう。仕事や経営のスキルが「武器」だとすれば、法律は、ビジネス社会を生き抜くための「防具」。どちらも、ビジネスには必要不可欠なものです。
他方、法律の数は1800以上もあります。これに政府が作る政令などを加えると、法令の数は7000以上にもなります(ですから、六法全書も分厚くなるのです)。
しかも、法律の条文は、とても読みにくく、私たち弁護士でも、読解に苦労することは、しばしばです。ですから、「法律は難しい」と思われるのは、無理もありません。法律の知識はビジネスに必須、でも、膨大で難しい。では、そんな法律を、どのようにして学べばいいのでしょうか。そのコツは、2つあります。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授