最初に自分から手を挙げ何か発言する。まずは周りの人に自分のことを覚えてもらうことから始める。
前回まで「グローバル時代を生き抜くスマートリーダー術――100人の経営層から」というテーマで経営層の方に接する中で学んだことを話しました。今回からはタイトルを「グローバル時代を生き抜くスマートリーダー術」とし新たな連載として、経営層だけでなく、わたし自身がさまざまな体験を通して感じたこと、身につけたこと、学んだことについて話していきます。
現在わたしは仕事をしながら、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科で学んでいます。この研究科には留学生が比較的多く、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカなど国籍も多岐にわたります。半分の授業は英語で行われています。一方で、私が経営する会社では外国人のスタッフに協力してもらっており、小さいながらもグローバルな環境で仕事をしています。彼らと接したり仕事をしながら、グローバル時代に必要なことについて感じることを紹介します。
上にも書いたように大学院に通っていますが、せっかくのチャンスなので、英語で行われる留学生たちと一緒の授業をいくつか受講しています。「Global Society(グローバル社会)」という科目があり、そこでは、グローバルで何が起きているのか、いろいろと議論しています。10人程度の小さなクラスで、毎回プレゼンを準備し、それについて議論しています。
最初の授業で議論したのが、そもそも「グローバルって何?」ということ。
学生たちがグローバル社会のイメージを10分程度で絵に描いてプレゼンしました。ん〜と悩みつつ、わたしは次のような絵を描きました。
前の連載でも書きましたが、InternationalからGlobalということで、Internationalというのは、国(nation)の間(inter)なので、主に2つや3つの国の関係を重視する傾向にありましたが、GlobalはGlobe(地球、天体)という言葉から派生したのもので、世界を1つと捉え、みんなが手をつないでいる、というイメージで考えてみました。
他の人との議論で出てきたのは次のとおりです。
といった絵が出てきました。
その後、自分が描いた絵についてリスクやチャレンジは何か、チームになって議論し、プレゼンしました。
話していながら、果たしてこれでいいのだろうか、という議論になりました。おそらく一つになっていく部分もあれば、地域で持つ特性がより注目されていく、そんな時代になっていくのではないかと話し合いました。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授