今日も208回謝った! でもそれは、チャレンジの証ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(1/2 ページ)

謝るのは悪いことなのか? 実は謝り上手は出世上手。一流経営者は謝ることで凍った場所を溶かす。

» 2015年04月09日 08時00分 公開
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なぜ一流の人は謝るのがうまいのか 100%信頼される人間関係の法則

 ボクは、毎日多くの経営者に会う。

 ボクはアドバイスをするのが仕事だが、逆に学ぶべきことも多い。

 成功している経営者は、謝るのが本当にうまい……のだ。

 とにかく謝る。

 それが何よりも大切です。

 そう思うと、謝るのが楽しくなってきます。

 「謝れば何でもOK?」と思うのは大きな間違いです。それは大きな間違い。

 謝るというのは、こちらに否があるということである。ちなみにこの原稿もすでに締め切りを過ぎていたというか、失念していて、編集長に謝った。急いで書こうと思ったら、身体がダウンした。さらに1日伸びた。本当に申し訳ない。

 いつもぎりぎりである。

 本当にギリギリである。

 常にギリギリである。

 本当に申し訳ありませんと言うしかない。

 さて話がそれてしまったが、謝り上手は出世上手である。ボクは多くの一流経営者が謝っている姿をみて、今日のように謝ろうと決めたのだ。

謝罪の王様を知っているか!

 宮藤官九郎監督の映画「謝罪の王様」というのがあったが、本当に謝るのが上手な人がいた。マジでうまいのだ。今も一緒に仕事をしている、某一部上場企業の常務だ。本当に彼に謝られると世の中、大きく変貌する。その凍ったまるで氷河期のような場所を溶かすのだ。

 ボクは彼に会うまで謝るのは悪いことだと思っていた。だが、会ってそれから尊敬です。詳細は、書籍の10ページに。ぜひともご覧あれ!

双子の喧嘩をみて、人は分かり合えないものだと悟る

 そもそも人は分かり合えないものだと思うと気が楽になります。その瞬間から、ずっと楽になります。それがボクの毎日です。分かり合えないということは、分かり合うために相当の努力が必要だということです。

 だからどちらかが謝らなければならない。

 だったら謝ろうというのがボクの考えです。

 先に謝ったほうが絶対的に大人。意地の張り合いでいい事はひとつもありません。間違いなくありません。すぐに謝ろう。

メールが遅くなったらすぐに謝る

 ある本で読んだのですが、コンサル会社マッキンゼーでは、メールの返答が6時間を過ぎたらすぐに謝罪だそうです。寝る前にチェックして起きたらチェックしなければなりません。それがビジネスの世界なのだそうです。

 ボクは、いつも6時間以上たってしまうので、それだけで毎日100回は謝っています。でも、最初に謝ると結構いい感じです。

「謝罪の謝」は「感謝」の「謝」と同じである。

 「言」(ごんべん)と、弓を「射る」と書いて、謝である。「射る」とは、弓の緊張をときほぐすということである。つまり……言葉によって心の緊張を解くということです。

 ぜひとも謝って、人間関係の緊張を解き放ちましょう。そのうち、「感謝」となって戻ってくるはずです。ぜひとも。

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