成功者の言うことはとりあえず黙って吸収してみる。それが大きく人生を変えるきっかけになった。
この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。
先日、あるプロデューサーからこの本を絶賛された。「これは全国の中小企業の人が読むべきだ」
本当にありがたい。ボクは、学歴もないし、大した能力もない。国語の成績も大したことないのに、放送作家としてテレビの原稿を書き、そして普段から仕事をしている。一応、いろんな企業とコンサルタント契約をしている。だが、能力は大したことないと自分で言うのもそのとおりだと思う。
仕事していて「この人頭いいな?」と思うことは毎日である。尊敬の毎日である。そんな日々だ。ボクよりも能力のある人は本当にたくさんいる。だが、上手く行っていない人も山のようにいる。それは一体何なのか? と思うと、格好である。
詳細は22ページをご覧頂きたいのだが、ある日、成功している先輩方々のファッションを見ていると、実にオシャレだ。そう、見た目が大切だと思ったのはその瞬間である。ダメなクリエイターはトレーナーにスニーカーでいかにもお金がなさそうだ。
先日、会議に出たのだが、あるクリエイターはヒッピーのような格好をしていた。別に他人ごとなのでどちらでもいいのだが、ボク的には非常にもったいない。実は彼はボクよりも才能があるのだが、同じ時間の会議のギャランティはボクの10分の1にも満たない。何度か注意したが、そのままなので放置している。
ボクは、20年前、先輩のファッションをまねてしてなけなしのお金でCOMME des GARCONSを購入し、中古のベンツを買ってテレビ局に乗り込んだ。するとギャランティが急に高くなったのだ。なんと40倍になったのだ。ボクの能力は変わらない。5000円のシャツが、10万円のジャケットになっただけである。すぐに元がとれた。
大切なのは、見た目だ。
飲食店も一緒だ。同じ料理でも器が魯山人だったらちょっとは美味しそうに見えるかもしれない。コンビニエンスストアの料理をレストランで、美味しそうな器に綺麗に持ったら、さらに美味しく思うに違いない。(実験したことがないからイメージですみません)
そういうものだ。当然だが、人はそのような雰囲気でごまかされてしまうことが多々ある。
だが、それは悪いことではない。まずは、見た目だ。同じ味の桃でも見た目がよく、品質管理していれば、数倍の価格で千疋屋の店頭に並ぶに違いない。そんなものである。世の中というのは。コカコーラだって高級ホテルで飲めば1500円だ。
人の価値も一緒だ。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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明治学院大学 経済学部准教授