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» 2019年10月07日 07時26分 公開

ITmedia エグゼクティブ勉強会リポート:右右脳タイプが左左脳タイプをマネてもダメ!――利き脳片づけ収納術で暮らしのストレスを軽減 (1/2)

真っ白なジグソーパズルを完成させるのは、非常に大変な作業である。しかし、色や絵があれば、それが手掛かりとなり、ピースをはめていくことができる。片づけも同じで、自分にあった方法をやみくもに探すのではなく、手掛かりがあった方がよい。

[山下竜大,ITmedia]

片づけのプロに学ぶ利き脳片づけ収納術

『片づけのプロが教える心地いい暮らしの整え方』

 ITmedia エグゼクティブ勉強会に、PRECIOUS DAYS主宰で日本ライフオーガナイザー協会認定講師でもある下村志保美氏が登場。著書『片づけのプロが教える心地いい暮らしの整え方(三笠書房)』の内容に基づき、「会社でも家庭でも! コミュニケーションにも生かせる! 利き脳片づけ収納術」をテーマに講演した。

 ライフオーガナイザーとは、オフィスや家庭の整理・収納をサポートするプロフェッショナルである。テレビ番組のように、その場だけきれいにする「片づけ代行」ではなく、顧客とじっくりと向きあって、整理・収納をサポートし、サポート後も片づいた状態を維持できることを目指すパーソナルトレーナーのような役割である。

PRECIOUS DAYS主宰 日本ライフオーガナイザー協会認定講師 下村志保美氏

 「片づけのプロになって、お客さまの家を訪問するようになり、片づけられないことで悩んでいる人が多いなと感じました。現在の片づけブームにより、テレビや書籍、SNSなどで片づいたすてきな家が数多く紹介されています。そこで、紹介されている片づけのマネをするのですが、うまくいかないことが悩みの原因の1つです」(下村氏)。

 なぜ「人マネ」をしてもだめなのか。下村氏は、「そもそも性格が違うし、住んでいる家も家族構成も違う。片づけのスキルも違うので、人マネをしてもうまくいきません」と話す。片づけのスキルは、走るのが速い人、遅い人がいるのと同じで個性である。しかし、片づけができないのは、なぜか人間失格のように感じてしまう人が多い。多くの人は、片づけられないのではなく、自分にあった方法を知らないだけなのだ。

利き脳を知って自分にあった片づけ方法を見つける

 自分にあった片づけ方法を見つける手掛かりの1つが「利き脳」を知ることだ。利き脳片づけは、ライフオーガナイズの手法の一つ。「利き手」があるように、脳にも利き脳があるという京都大学名誉教授の坂野登氏が提唱する「しぐさ利き脳理論」に基づいている。占いのように「当たる」「当たらない」ではなく統計学の一つである。

 「右脳は感覚的なもの、左脳は論理的なものをコントロールしていますが、利き脳の違いにより、自分にあった片づけ方も違ってきます。利き脳片づけは、科学的に証明されているものではありませんが、自分にあった片づけ方法を知るヒントになります。利き脳片づけについてのアンケートでは、92.7%が“あてはまる”と答えています」(下村氏)。

 例えば、「これはいる」「これはいらない」という判断する場合、「使う頻度が高いので必要」という論理的な判断を左脳でするだけでなく、「すでに使えないが思い出のものだから必要」という感覚的な判断を右脳でする。自分の利き脳が右脳なのか、左脳なのかを知ることで、自分にあった片づけ方法を知ることができる。

 利き脳をチェックする方法は、指組み腕組みである。指組をしたときに、右手の親指が下の場合「インプット右脳」であり、逆の場合「インプット左脳」である。次に、腕組みをしたときに、右腕が下の場合「アウトプット右脳」であり、逆の場合「アウトプット左脳」である。これにより、右右脳、右左脳、左左脳、左右脳の4つのタイプに分類される。

利き脳で自分にあった方法を見つける

 「片づけの順番は、分類、収納、維持・見直しです。ライフスタイルは常に変化するので、1度決めた収納方法がベストではありません。不便を感じたらすぐに見直すことが必要です。片づけの中でも、分類と収納の基準は、利き脳によって違います」(下村氏)。

 右右脳タイプのキーワードは「楽々」である。取り出すときも、戻すときも感覚的なので、機能よりも色や素材で分類する。

 右左脳タイプのキーワードは「うっとり」である。取り出すときは見ため、戻すときは機能と完璧主義になりがちである。

 左左脳のキーワードは「すっきり」である。使用頻度や機能を重視した、従来型の片づけが向いているタイプである。

 左右脳タイプのキーワードは「マイルール」である。マイルールなので一概にはいえないが、片づけは感覚的なので簡単な方法が向いている。マイルールが見つからない場合には、まずは右右脳タイプをマネするとよい。

タイプ別傾向と対策
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