一瞬で信頼を勝ち取るビジネススタイリング術ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(1/2 ページ)

ビジネス相手の期待に応えたコーディネートをしたうえで、ほんの少し自己主張を入れること。

» 2019年10月17日 07時01分 公開
[三谷浩一ITmedia]
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 皆さま、初めまして。パーソナルコーディネーター(男性専門の個人向けスタイリスト)の三谷浩一です。あなたの持っているすてきな内面を外見のファッションでさらに魅力を表現できるように取り組んでいます。

すてきな洋服を装うことは幸せの第一歩

『圧倒的紳士戦略 〜一瞬で信頼を勝ち取るビジネススタイリング術〜』

 あなたが幸せをつかむためにできることの一つにすてきな服(すてきなコーディネート)で装うことがあります。宝くじなどとは違い明日から大金持ちになって幸せとはいきませんが、服装を変えるだけで少しずつ変化が表れます。それは何から表れてくるかといいますと「小さな自信」からです。

 あなたが憧れるすてき(おしゃれで単に流行を追っている人は違います)な人を思い浮かべてください。その人はきっときれいな立ち姿をしているはずです。おしゃれをしている人たちは自分に対して自信を持っていて「陽のオーラ」を発しているために周りから人を呼び込んできて自然と選択肢の幅が広がっています。この堂々としたきれいな立ち姿こそがあなたに幸せを運んできてくれる第一歩です。

 ファッションを変えることは今日からでも始められて少しずつ実践していくことができます。手始めとしては、意外に思うかもしれませんが、「靴」です。靴が汚れていると、どんなにすてきな洋服を装っていてもあなたの全てのコーディネートが台無しになります。

 靴で重要なことは新品の靴を履くことではなく、「手入れされた靴」を履くことです。手入れは至って簡単です。色落ちやかかとがすり減っていれば専門家に修理してもらい、日頃の手入れは朝晩にブラッシングすることと、靴を2足以上持っていれば、休息日にはシューキーパーで反りを抑えることです。ほんの5分程度の時間であなたの靴はすてきになります。

 ビジネスマンとして必須の靴は、靴底が薄く、靴先が尖がりすぎないラウンドトゥになっている黒色の「内羽式のストレートチップ(飾り穴無しで靴先部分の革の切り替えが横真一文字)」です。この靴さえあれば、冠婚葬祭から全てのビジネスシーンで対応可能となります。

 他には、知っている人も多いでしょうが靴とベルトの色を統一することです。黒色の靴であれば、黒色ベルトです。そして、ベルトの穴位置は、5個あれば、中間の3個目に合わせることです。

 ネクタイをする場合は、大剣の長さに留意してベルトのバックルが少し隠れる程度の長さにすることです。スリーピースなどを装うとよく分かりかります。これ以上長いとベストの下から異常に長いネクタイが顔をのぞかせるためおかしなことになっていると実感できます。そしてネクタイの結び目(ノット部分)にディンプル(へこみ)を作ることです。(葬儀の場合はディンプル無し)

 ジャケットを羽織る場合は、立っている際は上段のボタンのみを留め(スリーピースの場合は必須ではありません)、座る場合はボタンを外します。

 たったこれだけのことであなたは随分と変わることができます。

洋服を装うということ

 どんな装いをすればあなたがすてきになるかです。それはあなた好みの洋服を装うことではなく、あなたのビジネス相手の期待に応えたコーディネートをしたうえでほんの少し自己主張を入れることです。この場合の自己主張とはあなたが何者であるかを外見で伝えることです。

 自分が「誰に」「何を」「なぜ提供するか」を表現することです。経営者であれば、自社のコーポレートカラーを取り入れてみることも一つです。そして、ビジネスの相手にあなたの立場を明らかにして、その立場に合った装いをすることで相手は安心感が得られます。この安心感が重要です。

 例えば、取引先の人と高級店で会食をする場合にダメージ加工のジーンズを履いていかないのと同じです。ビジネスシーンとしては商談、社内会議、講演、会食、謝罪などがあり、相手を考慮してそのシーンに配慮したコーディネートをすればよいのです。上記は分かりやすい例ですが、いざビジネスシーンでのコーディネートになると実現できていないことが多くあります。

 商談と謝罪の場合のコーディネートは全く違ってきます。商談の場合は、相手を高揚させてあなたの印象を強く残し、謝罪の場合は相手に誠意を伝えるとともにあなたの印象を極力残さないようにすることです。

 それらを表現するためのアイテムとして大きなウエイトを占めるのが「ネクタイ」です。クールビズやビジネスウェアのカジュアル化でタイドアップスタイル(ネクタイをした装い)は随分と減ったと思います。ノータイスタイルであなたは他の人と比較してあなたをアピールできるでしょうか?それは容易ではなく、ビジネスシーンに合わせたタイドアップスタイルであなたの印象を高められます。

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