万博支援EXPO 62の企業・団体が先端技術 奥透けるパネルなど

万博関連の事業を手がける62企業・団体が出展し、自らの先端技術などをアピール。

» 2023年11月02日 08時32分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 2025年大阪・関西万博を企業のビジネスチャンスにつなげる展示会「大阪・関西万博開催支援EXPO」が1日、大阪市内で始まった。2日までの日程で同じ会場の他の展示会も含めて約1万人の来場を見込む。万博関連の事業を手がける62企業・団体が出展し、自らの先端技術などをアピール。一方で、想定する来場者数を実現するには、地域全体が連携しての機運醸成が不可欠であるとの課題を指摘する声も上がった。

ロボットが走行するなどにぎわう大阪・関西万博開催支援EXPOの展示ブース=1日午後、大阪市住之江区

 展示運営会社のイノベント(東京)が企画して今回が4回目となる。

 映像システムの施工・販売を行う映像センター(東京)は、映像を映しているが奥の光景が透けて見える網戸状の大型パネルを展示。スタッフは「万博での演出などに生かしたい」と話した。

映像センターの展示などが並ぶ大阪・関西万博開催支援EXPOの展示会場

 光通信機器などを手がける北陽電機(大阪市西区)は、建物の入退場数をカウントし、混雑状況をモニターに映し出すセンサーを「(カウントにかかる)人件費削減になる」とアピールした。

 講演では、在大阪英国総領事館の2025大阪・関西万博アタッシェを務めるマシュー・エリス氏が、英国パビリオンについて「万博終了後の再利用を重視した設計になる。夢中になれるコンテンツを体験してほしい」と語った。

 一方、万博の石川勝・会場運営プロデューサーは、想定来場者数約2820万人がユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)の約4.6倍にも達すると指摘。「地域全体で成功に力を合わせることが必要だ」と訴えた。(牛島要平、清水更沙)

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