空飛ぶクルマ デモフライトに向け暫定ポート完成 フライト体験も

2025年大阪・関西万博での「空飛ぶクルマ」の万博会場と兵庫県内との2地点間デモフライトに向け、同県側の離着陸拠点となる尼崎市の「デモフライト用暫定ポート」の整備が完成し、記念イベントが6日、開催された。

» 2023年11月09日 07時42分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 2025年大阪・関西万博での「空飛ぶクルマ」の万博会場と兵庫県内との2地点間デモフライトに向け、同県側の離着陸拠点となる尼崎市の「デモフライト用暫定ポート」の整備が完成し、記念イベントが6日、開催された。

暫定ポートの完成をアピールする斎藤元彦知事(左)と兵庫県尼崎市の松本真市長=同市

 暫定ポートは、尼崎フェニックス事業用地(同市東海岸町)内に県が整備。離着陸帯は30メートル四方の広さで、天然芝が敷かれている。事業費は約3千万円。万博期間中、運航事業者の丸紅は、英バーティカル・エアロスペースの機体(空飛ぶクルマ)を使用したデモフライトを予定している。

 イベントには国会議員や県議、民間企業の関係者ら約60人が出席。斎藤元彦知事や尼崎市の松本真市長らがヘリコプターに搭乗し、同ポートを離陸して万博会場上空を旋回、再び同ポートに着陸するフライトを体験した。

 斎藤知事は「(関係者には)どんどんこのポートを使ってほしい。それが将来的な空飛ぶクルマの社会実装、社会として(空飛ぶクルマを)受け入れていこうという機運につながる」と語った。

 空飛ぶクルマ用ポートの整備基準については、国が2026(令和8)年に決定するとしており、今回整備したポートはあくまでも暫定的な施設としている。

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