米ラスベガスで世界最大級の家電IT見本市「CES」が9日(日本時間10日)、開幕する。パナソニックホールディングス(HD)やシャープ、村田製作所などの関西企業も出展し、新型テレビや人工知能(AI)を活用したにおいセンサーなど、新たな製品や技術をPRする。
米ラスベガスで世界最大級の家電IT見本市「CES」が9日(日本時間10日)、開幕する。パナソニックホールディングス(HD)やシャープ、村田製作所などの関西企業も出展し、新型テレビや人工知能(AI)を活用したにおいセンサーなど、新たな製品や技術をPRする。
パナソニックHDは8日(日本時間9日)、現地で開いた会見で、米アマゾン・コムとテレビ事業での協業を発表した。今年発売する最新モデルのテレビにネット映像配信サービスなどが楽しめるアマゾンの「ファイアTV」の機能を搭載する。
デジタル家電事業などを手がけるパナソニックエンターテインメント&コミュニケーションの豊嶋明社長は「テレビの新たな体験価値を創出する重要な鍵になると確信している」とコメント。パナソニックは出展コンセプトの柱の一つとして「くらしの質の向上」をあげ、モノのインターネット(IoT)機能を活用したサービスを模索する。このほか、子会社のシフトール(東京)がインターネット上の仮想空間「メタバース」を体験するための仮想現実(VR)ゴーグルなども展示する。
シャープは独自技術によるAI活用をPRする。液晶基板の技術とAIを組み合わせたにおいセンサーは、日本酒の品質をかぎ分けるベテランの杜氏(とうじ)に近い性能を誇る。
村田製作所は次世代ウエアラブル端末などに搭載する部品の実物を初めて展示。小型化に加え、消費電力を大幅に削減しており、装着した機器を通じて利用者の健康状態を計測するヘルスケアサービスなどでの活用が期待される。また、関西からは大手機械メーカーのクボタや住友ゴム工業が初めてCESに出展する。
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明治学院大学 経済学部准教授