日本酒の複雑な味わいを定量的に示すことで、消費者が味の想像や比較をしやすくなるという。
TDKは13日、日本酒の味を複数の項目でレーダーチャートに示す測定サービスを今月から始めると発表した。日本酒の複雑な味わいを定量的に示すことで、消費者が味の想像や比較をしやすくなるという。
社内ベンチャーの一環として、日本酒の味を表現するシステム「Sake Sensing System」を開発した。電子部品事業で培った素材解析技術で約100種類の成分量を測定。そこにAI(人工知能)を掛け合わせることで、日本酒を飲んだ時に人間が知覚する味や香りの特徴、発泡度などを数値化する。
開発にあたっては独立行政法人酒類総合研究所(広島県東広島市)と協調したことで、高精度な分析が可能となった。レーダーチャートの調整次第で、日本酒以外にもワインやウイスキーへの転用も可能だという。
第一弾として、サービスを活用した天寿酒造の「鳥海山」が3月5日に発売される。TDKは今後各地の酒蔵にサービス提案を行う。
日本の伝統的酒造りは昨年ユネスコの無形文化遺産に登録されたこともあり、関心が高まっている。プロジェクトリーダーの兼森庸充氏は「レーダーチャートで日本酒購入のきっかけを作ることで消費者を増やし、日本酒市場の活性化に貢献したい」と語った。。
copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上
早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授