落合陽一さん「記念碑的なイベントになった」 万博の人気パビリオン「ヌルヌル」で有機的なつながり

大阪・関西万博の人気シグネチャーパビリオン「null(ヌルヌル)」を手掛けるメディアアーティストの落合陽一さんが3日夜、報道陣の取材に応じ、万博について「今の若いクリエーションの世代には重要な記念碑的なイベントになった」と手応えを語った。

» 2025年10月06日 09時20分 公開
[産経新聞]
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 大阪・関西万博の人気シグネチャーパビリオン「null(ヌルヌル)」を手掛けるメディアアーティストの落合陽一さんが3日夜、報道陣の取材に応じ、万博について「今の若いクリエーションの世代には重要な記念碑的なイベントになった」と手応えを語った。

報道陣の取材に応える落合陽一さん=3日夜、大阪市此花区の夢洲

 ヌルヌルのパビリオンは、鏡面のキューブを積み重ねたような外観。パビリオン内では鏡とLEDを使った映像展示が行われ、デジタル世界と現実世界を行き来するような心地の没入型アートを体験できる。

メディアアーティストの落合陽一さんが手掛けたパビリオン「null2(ヌルヌル)」=大阪市此花区の夢洲(門井聡撮影)

 万博会期中に38歳の誕生日を迎えた落合さん。万博のテーマ事業プロデューサーとして30代の大半を万博の準備に費やしたという。「自分の若い時代の、だいたい全部のエネルギーを投入した」と話すパビリオンは30代での代表作となった。途中、資金不足に悩まされながらも仲間を集め、AIやロボットを駆使しながらパビリオンを作り運営した経験については「有機的な仲間のつながりというものが得られたのが非常に重要なこと」と振り返った。

 また、閉幕まで残すところあと10日となった万博について「あと10日間、事故がないように頑張っています。事故なく終えることができれば、今の若いクリエーションの世代には重要な記念碑的なイベントになると思います」と話していた。

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