チームラボのミュージアムとしては国内最大となる延べ床面積約1万平方メートルの空間に国内未発表作品を含む約50作品群が展示される。
デジタル技術を生かした空間作品で世界的な人気を誇るアーティスト集団「チームラボ」が7日、京都市南区に展示施設「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」を開館した。チームラボのミュージアムとしては国内最大となる延べ床面積約1万平方メートルの空間に国内未発表作品を含む約50作品群が展示される。
同館では泡の塊が空間を覆い、雲に包まれるような感覚を味わうことのできる「質量も形もない彫刻」や、人の動きに呼応して次々にランプがともる「呼応するランプの森」などを、3つのフロアにわたり体感することができる。
開業初日のテープカットでは、京都市の松井孝治市長が「市北部に集中しがちな観光客が分散する一助となると思う。京都の文化の発信点、交流拠点になることを期待している」とあいさつ。チームラボの猪子寿之代表は「京都は長く続く文化のある場所。連続性の上で作品を作っていきたい」と意気込んだ。入館を待っていた京都府宇治市の自営業、堀本哲也さん(54)は「チームラボの施設にはずっと行ってみたかった。京都に現代アートが発展していくきっかけになってほしい」と話した。
チームラボは平成13年から活動し、アーティストやプログラマー、建築家ら、さまざまな分野のスペシャリストで構成される。東京・豊洲の「チームラボプラネッツ」では、令和5年度の来館者が250万人超を記録。年間来館者が最も多かった単独作家の美術館としてギネス世界記録に認定された実績を持つ。(小野田銀河)
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