プリンの話となると避けて通れないのが、たっぷりの卵でかために仕上げた「しっかりタイプ」とクリームのような「なめらかタイプ」、どちらが美味しいかという議論です。コンビニのデザートコーナーを見れば「なめらか」が圧倒的優位に立っているように思えますが、昔懐かしながらの「しっかり」を推す声も多く聞こえてきます。いずれにせよ、美味しいプリンというのはどちらのファンも納得させるだけの力を持っているものです。ここでは、タイムアウト東京一押しのプリンを紹介します。
中目黒の「うれしいプリン屋さんマハカラ」では、兵庫県産「日本一こだわり卵」を使用しています。「うれしいプリン」(370円)は鮮やかなオレンジ色の黄身をたっぷり使用しており、プリンもオレンジががかった色。もちろん味も濃厚で黄身の旨みをぎゅっと濃縮したような贅沢な味わいです。卵好きならば必ず押さえておきたい一品ですね。
「レトルダムール グランメゾン白金」の「白金プリン・ナチュール」(420円)に使用されるのは牛乳、生クリーム、卵、砂糖と厳選した4つの素材のみ。プリンは47%という群馬県東毛酪農の濃い生クリームを使用することで、脂肪分の比重により2層に分かれています。卵と生クリームの濃密な味わいのなめらかな上の層、牛乳のさっぱりとした味わいが爽やかな下の層、さらに上にのったたっぷりのクリームの3層が、食べすすめるごとに混ざりあい、贅沢な気分になれる逸品です。
浅草にある「テスタロッサカフェ」の看板商品「浅草シルクプリン」(380円)は、スチームコンべクションオーブンを利用し、温度を1℃単位で調節することで、商品名通り、シルクのようなぷるんとした食感が実現されています。北海道産の生クリーム、あとから茨城県産奥久慈卵を使用しており、はじめはミルクの風味が広がるが、あとから卵のこくが感じられるのが特徴。浅草の風景を描いた瓶も可愛らしいです。
この他、「東京、プリン15選」では、東京で味わえる15のプリンをピックアップ。一店舗で「なめらか」「しっかり」の両方を置いているところも多いので、食べ比べて見るのも楽しいのではないのでしょうか。
著者プロフィール:タイムアウト東京 編集 五十嵐淳
タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界35都市に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えのもと、日本の優れたヒト・モノ・コト・コンテンツ・サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。
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