青森県立美術館、ucodeを用いたユビキタス案内サービスを導入

NECとNECエンジニアリングは、ucodeを用いて携帯情報端末で館内の順路や作品の詳細解説を案内するシステムを青森県立美術館に納入した。サービス開始は11月10日から。

» 2007年11月02日 15時51分 公開
[ITmedia]

 NECとNECエンジニアリングは11月2日、携帯情報端末で館内の順路や作品の詳細解説を案内する「美術館ユビキタス案内システム」を青森県立美術館に納入し、11月10日からシステムを用いたサービスを開始すると発表した。

 同システムは、赤外線屋内位置管理システム「SmartLocator」と、システムから情報を受け取るための携帯情報端末「ユビキタス・コミュニケータ」(UC)を組み合わせたシステム。位置管理に赤外線を使うため、無線方式に比べ受信エリアを限定でき、場所と情報を高い精度で結び付けることができる。

 青森美術館内の天井など約70カ所に設置されたSmartLocatorから発信されるucode(ユビキタス空間の中でモノや位置などを識別するために使用するコード)をUCが受信する。動画や音声、写真、テキストを用いた順路案内ナビゲーションが表示される。

 またUCにはRFIDリーダが搭載されている。館内のRFIDタグにUCをかざすと、無線LAN経由でアンケート用Webサーバに接続し、リアルタイムで来館者のアンケートを収集できる。

関連キーワード

NEC(日本電気) | RFID | ユビキタス


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

アドバイザリーボード

根来龍之

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

小尾敏夫

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

郡山史郎

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

西野弘

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

森田正隆

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆