さらに、クリアン氏が時間を割いて解説したのが、コンテント管理機能だ。
Oracle Universal Content Managementを用いることで、さまざまなタイプのドキュメントを容易にリポジトリに格納できるという。独自のフィルタリング技術により、リポジトリに格納される際にクレンジングされ、重複した情報などもきれいに整理できるという。さらに外部のフィルタも利用可能で、例えば、もはやレガシーとなっているWordPerfectのドキュメントなども簡単に格納でき、自動的にPDFに変換できるという。
いったんリポジトリにドキュメントが格納されれば、あらかじめ設定されたポリシー基づき、コンプライアンスのために改ざんを禁止したり、保管期限を区切る、といった厳密な情報管理も自動化できる。さらに、Secure Enterprise Searchの全文検索機能も適用でき、Webページに簡単にパブリッシュしたり、RSSで配信することもできるという。
また、WebCenterの機能を用いれば、ドキュメントに新たにメタ情報をタグ付けしたり、他の情報へのリンクを追加するといった利用もできる。そして、新しいOracle Composer機能を使えば、ユーザーごとにカスタマイズし、情報の見方を変えたインタフェースも提供可能だという。
「情報の見え方は変わっても、後ろで動いているアプリケーションを一切変更する必要はない。これらの機能は他製品にはないものであり、Oracleが競合に大きく差を付けているものだ」とクリアン氏は競合優位性を強調する。
Oracle Fusion Middleware 11gは、開発者向けのプレビュー版が12月中旬に公開され、製品リリースは2008年に予定されている。
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