ANAは2009年2月の稼働を目指し、新国際貨物システムを構築する。日本IBMがシステム開発を担当する。
全日本空輸(ANA)は新国際貨物システムの構築を進めている。構築プロジェクトには、日本IBMとIBMビジネスコンサルティングサービス(IBCS)が協力する。6月から作業を開始しており、2009年2月の稼働を目指しているという。日本IBMが11月20日に発表した。
ANAグループは、2006年に策定した4カ年の中期経営戦略の中で、貨物郵便事業を成長戦略の柱の1つに位置付けており、国際貨物システムの刷新を決めた。
IBS Software Servicesの貨物マネジメントシステム「iCargo」と、IBCSのコンサルティングサービスを利用。iCargoが貨物業務の全体をカバーし、柔軟なプロフラム構造を持っている点を評価した。システム開発は、日本IBMが担当し、IBS Software Servicesの拠点があるインドと日本の2カ国にまたがるプロジェクトの全体を統括するという。
国際貨物は年率10〜15%程度の高成長が見込まれている市場。ANAの貨物郵便事業にとって重要な位置を占めている。
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