「仕事増えた」と感じる 一般社員よりも管理職に傾向

NTTデータ経営研究所が行った就業意識調査によると、「仕事が増えた」と感じる管理職は61.2%と、一般社員より管理職の方が仕事の増大を意識している。

» 2008年02月27日 17時36分 公開
[ITmedia]

 NTTデータ経営研究所が2月27日に発表した就業意識調査によると、「仕事が増えた」と感じる管理職は61.2%に及んだ。一般社員よりも仕事量の増大を感じているのは管理職のようだ。

 2007年12月14日から12月18日にかけて、gooリサーチの登録モニターに「1人当たりの仕事量が増えたと感じていますか?」と尋ねたところ、20代から50代以上までのどの世代も半数以上が「仕事が増えた」と感じていたが、役職別でみると、一般社員よりも管理職の方が3ポイントほど高い61.2%が「仕事が増えた」と回答。一般社員より管理職の方が仕事の増大を意識している。

Q:あなたは、「(以前よりも)1人当たりの仕事量が増えた」と感じていますか?(出典:NTTデータ経営研究所)

 NTTデータ経営研究所の分析によると、仕事の高度化によって管理内容が複雑化し、管理項目も増加。従来の縦型組織からフラット型の組織への移行の流れもあって、部下の数が増加しているなどの理由が考えられるという。

 年代別で見ると、30代、40代の働き盛りの年代で「仕事が増えた」(30代:62.5%、40代:61.2%)という回答が多く、団塊世代が定年退職による生産年齢人口が急激に減少のしわ寄せは、これら世代に向かっていると推測されるという。

関連キーワード

経営 | 人材


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

アドバイザリーボード

根来龍之

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

小尾敏夫

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

郡山史郎

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

西野弘

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

森田正隆

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆