この4月に社会人となる新入社員は、節約志向で無駄を嫌い、育成次第では有用な人材となる「エコバッグ型」だと発表された。
財団法人 社会経済生産性本部は3月27日、2009年度の新入社員のタイプを「エコバッグ型」と発表した。
同本部は、今年の新入社員は「環境問題(エコ)に関心が強く、節約志向で無駄を嫌う傾向があり、折り目正しい。小さくたためて便利だが、使うときには大きく広げる(育成する)必要がある。酷使すると長持ちしない(早期離職)が、意外に耐久性に優れた面もあり、活用次第で有用となるだろう」と説明した。
今年の新入社員は、前年に引き続き、売り手市場の中で就職活動がスタートしたが、昨秋の金融危機をきっかけに内定取消の嵐が起きた。立場は逆転し、内定取消の連絡におびえる毎日を過ごしていた。採用面接では環境保護や社会貢献、コンプライアンスといった問題に関心を持っていた人が多かったという。
新入社員タイプの命名は、1973年度から2002年度まで現代コミュニケーション・センターが行っていた。2003年度からは社会経済生産性本部の「職業のあり方研究会」が命名、発表している(過去のタイプ名一覧はこちらを参照)。
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早稲田大学商学学術院教授
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明治学院大学 経済学部准教授