環境省は11月11日、京都議定書第一約束期間の初年に当たる2008年度の温室効果ガス排出量の速報値を発表した。京都議定書規定の基準年の総排出量に比べて1.9%増加した。2007年度比では6.2%減少した。
環境省は11月11日、京都議定書第一約束期間の初年に当たる2008年度の温室効果ガス排出量の速報値を発表した。
速報値によると、2008年度の温室効果ガスの総排出量は12億8600万トン。京都議定書規定の基準年(CO2、CH4、N2Oは1990年度、HFCs、PFCs、SF6は1995年)の総排出量に比べて1.9%増加するという結果になった。
2007年度の総排出量と比べると、金融危機の影響で年度後半に急激に景気が後退し、産業部門をはじめ各部門のCO2排出量が減少したことなどにより、総排出量は6.2%減少している。
また、原子力発電所の利用率が長期停止の影響を受けていない時の水準(1998年度の実績値)にあったと仮定して総排出量を推計すると、2008年度の総排出量は基準年比で3.1%減となる。
なお環境省は、速報値の1.9%増加という数値は森林吸収源対策や京都メカニズムによる削減分を含んでいないため、日本の削減目標であるマイナス6%とは直接対比できないとしている。
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