京セラグループ、国内外20拠点でグリーンカーテン活動を展開

京セラは8月11日、同社グループの国内外20拠点で取り組んでいるグリーンカーテン活動の実施状況を報告した。本年度のグリーンカーテンの総面積は3043平方メートルで、成長とともに吸収するCO2は年間1万651キロと試算されている。

» 2010年08月12日 18時48分 公開
[栗田昌宜,ITmedia]
環境メディア

 京セラは8月11日、同社グループの国内外20拠点で取り組んでいるグリーンカーテン活動の実施状況を報告した。

 グリーンカーテンは、ゴーヤやヘチマ、マメなどのつる性植物を工場や事業所建屋の壁際で育てて壁や窓を覆い、日差しの遮蔽や植物の蒸散冷却作用によって建屋の空調負荷を抑制するエコ活動。2007年度に京セラの長野岡谷工場で開始した同活動は年々規模・拠点数を拡大し、現在では国内18拠点とタイ、ブラジルの現地法人2拠点の合計20拠点で実施するに至っている。

 本年度のグリーンカーテンの総面積は、昨年度実績の約4倍に相当する3043平方メートル。成長とともに吸収するCO2は年間1万651キロで、761本の杉の植樹に相当する効果があると試算されている。空調負荷抑制では、京セラの長野岡谷工場や滋賀蒲生工場などで、執務室の空調を午前中は停止できるようになったとしている。

 なお、成長したゴーヤなどの実は従業員が収穫し、社員食堂の食材などとして利用しているという。

Copyright© 2011 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

アドバイザリーボード

根来龍之

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

小尾敏夫

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

郡山史郎

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

西野弘

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

森田正隆

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆