強く心に刻もうとした体験であっても、時間が経つとともに風化してしまう。そうしたムダを防ぐためにお勧めするのが「ライフログ」の活用だ。
誰しもが1度や2度、あるいはそれ以上、「この気持ちや思い出は絶対に一生忘れない!」と心に誓ったことがあるはずだろう。
そうした過去の強烈な体験は心に刻まれてはいるものの、時が経つとともに、記憶は薄れ、もやもやした曖昧なものしか残らない。そのときの状況を具体的かつ詳細に思い出すのは至難の業といえる。
しかし一方で、体験や経験というものは誰にとっても大切なものであり、どんな人でも、過去の体験を積み重ねてきた結果として「今の自分」があるのは揺るぎない事実である。
本書は、人生や生活をすべて記録していくという「ライフログ」をテーマに、人生を記録するライフログノートの記録法と読み返し法を中心にまとめている1冊だ。
昨今、自分だけの体験記をノートにまとめるライフスタイルノートがブームになっているが、本書では仕事で使うノートだけでなく、旅行記や育児日記といった日々の記録から、自分史やエンディングノートまで応用できるノート術を紹介している。加えて、体験のしっぱなしを防ぎ、そこから得た学びを確実に積み上げるために、ノートを使って過去を残し、体験を引き寄せながら“自分化”していくことの重要性も解説する。
同じような経験を繰り返しているのにまるで成長しないと嘆く人や、生活をさらに充実したものにしたいと願う人など、さまざまな人にとって「人生の楽しみ方」を教えてくれるノウハウが詰まった1冊といえよう。
また、以下の動画コンテンツでは、ノート術や情報整理術で有名な著者が実際に使っているノートの中身や、ノートに使う文房具の使い方などを見ることができる。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授