グローバルな見識を高める5つのTIPSビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(2/3 ページ)

» 2011年02月24日 07時00分 公開
[山中 俊之,ITmedia]
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 (1)3日あれば海外に行って現地の人と語りあう

 最近心掛けていることは、3日あれば、海外に行くというもの。日々グローバル人材育成案件で国内外を動き回っているので、日程はタイトです。しかし、3日程度空いた日程があれば、できる限り行ったことがない海外に行くようにしています。

 最近は、ロー・コスト・キャリアといった安いチケットが多数出ています。5万円程度で行ける海外は格段に増えています。

 海外では、できる限り現地の人と話をする機会を作っています。友人を介してアポをとったり、工場を視察したりなどです。

また、タクシー運転手には、たくさん質問をして、現地の生活実情を探っています。タクシー運転手は、どの国でも庶民の代表。その庶民の年収、子供の教育、政府への感想、宗教観などは大変に勉強になります。少しくらいチップを弾んでも惜しくありません。半日くらい契約をして、現地の貧民街、農村、主要企業(外観)などを回ることもあります。

 日本には、3連休がたくさんあります。また、土日に加えて1日の有休をとることもさほど難しくはないでしょう。単なる観光旅行を超えた積極的な海外視察が必要だと思います。

 (2)フェイスブックには英語で投稿して、ネットワークを広げる

 最近は、ようやくフェイスブックが、日本でも市民権を得てきました。ミクシィのような、日本人のみを対象としているソーシャル・ネットワークと違って、グローバルにネットワークを広げることができることが最大の魅力です。

 たとえば、海外のセミナーで会った知人とのネットワークがその場で終わらないように、フェイスブックのメンバーであるかどうかを確認して、フレンド申請をします。たまに、相手の投稿にコメントをして、関係を維持するのです。

 わたしは、日本語が分からない友人・知人もアクセスできるように、基本データや投稿は原則英語で書いています。投稿は、現在の国際情勢について、コメントすることも多く、グローバルな見識を高めるのに役立っています。

 もちろん、日本人の友人からのメッセージに対しては、日本語で返すようにしていますが、その他は原則英語です。海外とのネットワークと、英語でのコメント能力の双方を高めることができるフェイスブックは大変にお勧めです。

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