3年後の自分の企業の姿を描いた「予想図」を思い浮かべてみよう。その絵から本当の目標を導き出し、従業員や支援者と共有する。そこから逆算して目標達成への道を明確にする。
この記事は、洋書配信サービス「エグゼクティブブックサマリー」から記事提供を受け、抜粋を掲載したものです。サービスを運営するストラテジィエレメントのコンサルタント、鬼塚俊宏氏が中心となり、独自の視点で解説します。
この要約書から学べること
1-800-GOT-JUNK社の元COO、キャメロン・ヘロルドから何を学ぶことができるでしょう? ヘロルドは6年間で利益を200万ドルから1.05億ドルまで増やしており、学べることは山ほどあるでしょう。ヘロルドは、今はビジネスコーチをしていますが、会社は3年間で売上と利益を2倍に伸ばすことができると述べています。本書の中で、具体的な戦略的助言を提供し、収益率を年間25%上げるという魅力的な戦略を丁寧に説明し、誰もが従える明確な教えを提供しています。ヘロルドの全体的な戦略は有益なものです。しかし、極めて好感の持てる人物である一方で、多少利己的な部分があり、時によっては少々強引なところもあります。この情熱のこもった励みになる本書を、奮闘している経営者や起業家にお勧めします。
会社経営とは、会社が存続するだけの利益を毎日得ながら日々を過ごすだけでは、全く進展性のない単なる集まりにすぎません。企業として成長をし社会に貢献できる存在となるためには、将来会社がどのようになりたいのかというビジョンを持つことはとても重要です。
そのビジョンに向かって、アクションプランを立てて日々の小さな目標をクリアしていくことこそ、会社が発展、躍進するものではないでしょうか? 確かに、「◯◯日で会社の利益を◯◯にする」といった類の書籍やマニュアルなどは今、世の中にあふれています。ただし、それらの多くが、非常に抽象的なことばかりが書かれていて、具体的にどんなことをしたらよいのかが分からないものも多く存在します。
そこから知識を蓄えても、知識だけで終わってしまうのが通常で、本当に利益を上げようとするのであれば、「実践」しなければ何にもなりません。
では「実践」するためにはどうしたらよいのでしょう?
それは簡単なことで、具体的にすぐにできるようなコンテンツにすることと、今すぐにそれをさせるようなモチベーションを持たせることにほかなりません。
この書は机上の空論ではなく、あくまでも実践し本当に3年間で売上と利益を2倍にアップする具体的な施策について語られています。もちろん、これは3年後がゴールではなく、その先のビジョンを構築するためにも大切な要素となっています。経営者やマネージメントに携わる方には是非読んでほしい一冊です。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授