AppleがiCloudやSiriのサービス提供のために構築したデータセンターは、将来的にすべて完全に再生可能エネルギーで稼働するようになる。
米Appleは5月17日(現地時間)、同社の環境への取り組みを紹介する公式サイト「Appleと環境」に、データセンターにおける再生可能エネルギー利用に関するページ(英語版)を追加した。2012年中に、ノースカロライナ州メイデンのデータセンターを完全に再生可能エネルギーだけで稼働できるようにするという。
このデータセンターで使用する電力は、60%が同社が近隣に建設中の太陽光発電システムと燃料電池から、40%が地域の再生エネルギー提供企業からのものになる。Appleの発電施設は、エンドユーザーが保有するものとしては米国最大の規模という。
AppleがiCloudやSiriのサービス提供のために5億ドル以上を掛けて建設した同データセンターの広さは約4万6000平方メートル。屋根に日光反射率を最大限に高めるために白いクールルーフ設計を採用したり、照明はモーションセンサー付きのLEDにするなど、エネルギー効率を高めるためのさまざまな工夫がされており、米グリーンビルディング協会(USGBC)による建築評価プログラム「LEED」のプラチナ認定を与えられた。
Appleは、カリフォルニア州ニューアークのデータセンターでも2013年2月までにクリーンエネルギーへの100%移行をめざすという。また、オレゴン州プラインビルに構築中のデータセンターも100%再生可能エネルギーで稼働する予定としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上
早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授