2つ目のポイントは、こうして見抜いた(あるいは、見抜こうとした)一人ひとりが、「ありのままの自分」として行動できる時間や業務量を最大化するべく、間接的な支援を行っていくという点になります。ここで気をつけたいのが、あくまで「間接的な支援」であるのが大切であって、「◯◯をもっとやれ」といった直接的な支援・干渉ではないということです。
その具体的な方法としては、
といったものがあります。ありのままの自分になれない業務というのは、例えば堀江氏でいうと、「部門報告のための資料作りを任せる」といったこなすことはできるけれど、先程の「雑誌を色々とチェックして、世の中の流れをつかみに行く」という、ありのままの自分としての行動にはならないようなものを指します。こうした仕事を他のメンバーに割り振り、その人にはより、ありのままの自分が取組みたいことに時間を使えるようにします。
そして、そこから出てきた解釈や意見、現在感じていることなどをちょっとしたタイミングで呼び止めて聞いてみたり、アウトプットとしてレポートや報告メール、あるいは打合せの中で出てきたら、すかさずその内容に触れる(褒める必要はありません)ことで、本人はより、ありのままの仕事に集中し、多くの時間を使えるようになります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上
早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授