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» 2018年08月16日 08時23分 公開

ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術:忙しいビジネスパーソンのための「ルーティンづくり」の勧め (1/2)

私たちの毎日は、簡単には思い通りにならないもの。どうしたらコントロールのレベルを上げることができるのだろうか?

[池田貴将,ITmedia]

 この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。


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『QUEST 結果を勝ち取る力』

 私たちの毎日は、簡単には思い通りにならないものです。

 「やりたい」と思ったことがあるのに、1日がスタートすると対応や想定外の出来事に追われてしまいます。メール対応、会議の資料提出、上司に頼まれた調べごと、顧客からの電話対応、同僚の悩みを聞き、妻から子供の進学の相談に対応し、食事の誘いに付き合います。

 気付いたらやりたかったことは終わらないまま1日が過ぎてしまいます。

 また、せっかくの週末は、有意義に過ごそうと思っていたのに、金曜日の夜にダラダラとしてしまったため、土曜日の午前中がつぶれたり、何をしようかと考えているうちに、日曜日の夕方になっていたりします。無意味な過ごし方をしてしまった後悔が、月曜日に出社することへのモチベーションをさらに低下させてしまいます。

 どうしたらコントロールのレベルを上げることができるのか? そんなことを考えたことはありませんか?

 平日の仕事にせよ、終業後の自分の時間にせよ、土日のオフの使い方にせよ、時間を有意義に使える人たちは、とても充実感を持って日々を送っています。

 私の仕事柄、高いパフォーマンスを発揮している人たちにインタビューをし、その成功の秘訣(ひけつ)や習慣に接していた中で、「高いレベルを出している人ほど、自分の中で手順、ルーティンを確立させている」ということに気付きました。

 ルーティンとは、一連の手順です。

 「まずAをする。そうしたらBをする。次にCをして、休憩10分の後、Dをしてから、Eをする」のように、次にやることで悩まないのがルーティンです。高いパフォーマンスを発揮する人は、ルーティンが自分の仕事の質や成果を作りだしていると熟知しています。

 名刺交換をしてから、お礼のメールを送り、顧客リストに登録するまでの流れ。帰宅をしてから、1日の振り返りをし、自分のメンテナンスをして、就寝するまでの流れ。単なる習慣ではなく、「この手順、流れで取り組むという計算されたルーティン」を持っていますし、新しい良いことをルーティンに取り込むことに熱心です。

 ルーティンがなければ、その場を慌ただしく過ごすことになります。朝起きて、慌ただしく家を出て会社に向かう、ドタバタと資料をかき集めてクライアント先に営業に行く、疲れて帰宅してきてビール片手に、英語の参考書を開くなどです。

 何となく過ごすなかで、優れた結果を出すのはとても難しいことです。しかも、「ルーティンが崩れると、メンタルまでもが崩れやすくなる」ということがよく起こります。不安定な日々の過ごし方の上に、安定した精神を確立することは困難なのです。

 忙しい経営者やビジネスパーソンが、仕事の合間をぬって、重いバーベルを持ち上げたり、1000メートル泳いだり、早朝からヨガで心身を整えたり、運動をするのも、彼ら、彼女らの「ルーティン」であり、それが精神の安定を与えてくれるからなのです。

 私たちには3つのモードがあります。

1つ目が意思のモード

 思考し、判断し、選択をするという結果を出すには欠かすことのできないモードです。成長し、周囲を導くリーダーシップを発揮し、出世街道に乗る、将来の起業の準備をするなど、「未来を作る、結果を作る」のはこのモードです。

2つ目が衝動のモード

 私たちの脳の中にある、より原始的な脳に支配されているモードです。主に、想定外のことが起きるとそれに振り回されるようになります。この衝動のモードでいると、日々自分の目の前の出来事への反応が最優先されます。そのときの気分で動いてしまうのも、衝動のモードでいるためです。

 さまざまな時間管理の研究の中で、「自分の時間の使い方を記録すること」を勧めています。「あれ? この2時間、何をしていたんだろう?」となってしまう時は、衝動のモードだったからです。「刺激と反応」というとても原始的な状態なので、「え? こんなことやる予定じゃなかったのに」という状態になってしまいます。これで結果が出るはずがありません。

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